睡眠時間が少ないと太るのか
睡眠時間が少ないと健康に悪いということは何となく分かるのですが、とはいいつつも仕事が忙しかったり子供がなかなか寝なかったりなど、睡眠不足になってしまう要因はいくらでもあるもの。睡眠時間が少なくなることによって起こるもののひとつに「太りやすくなる」とのこと。その詳細について見ていきたいと思います。
睡眠時間が少ない人が太りやすくなってしまう原因は、主に3つあるといいます。
1.コルチゾール
睡眠不足になると、自ずとストレスも溜まりがちに。ストレスを感じると、人間の体は様々なホルモンを分泌し、ストレスに対抗しようと働きます。そのように、ストレスを感じると分泌されるホルモンの中に、「コルチゾール」というホルモンがあり、このホルモンには脂肪をため込む作用があるのです。 このホルモンによって、太りやすくなるといわれています。
2.グレリンとレプチン
睡眠時間が短いと、食欲を刺激するホルモンである「グレリン」の分泌量が増え、逆に、食欲を抑制するホルモン「レプチン」の分泌量が減ってしまいます。ですから、眠らずにいると食欲が増して、食べ過ぎにつながってしまうのです。
3.成長ホルモン
睡眠には、浅い眠りのレム睡眠と深い眠りのノンレム睡眠があります。 この2つの睡眠のうち、深い睡眠のノンレム睡眠のときに、脂肪分解作用を持つ「成長ホルモン」が分泌されます。でも、眠りが浅いなどの理由で不眠状態になると、成長ホルモンが十分に分泌されず、脂肪の分解が滞ってしまい、その結果、太りやすくなってしまいます。
こうしてみてみると、一つの傾向を見ることができます。人間の体は眠る時間が少なくなると食欲が増して脂肪をためやすくなり、それが分解されにくくなることによって太りやすくなってしまうということ。
体をきちんと休め、生活習慣を改善することによって、ダイエットができることもありますし、様々な症状も改善されることにつながります。思いの外睡眠という行為は重要であることが改めて浮き彫りになったのではないでしょうか。
【参考】マイナビニュース http://news.mynavi.jp/c_career/level1/yoko/2012/07/post_1946.html
なまけものダイエットシリーズ3 寝るだけダイエット (2011/08/11) 古谷 暢基 |
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