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横浜名物「サンマーメン」普及なるか

2012/01/11 Category: グルメ

ラーメンはその土地ごとに様々な特色を出して、地域に根ざした名物となっているものが多くあります。例えば喜多方ラーメン、北海道の味噌ラーメン、博多ラーメンなどがありますが、自分の地元である横浜にも家系ラーメンというものがあります。吉村家という総本山があり、そこから分家した形で横浜の各地に「○○家」というラーメン屋が存在しています。結構有名で全国でもカップラーメンとして売られていたりします。

そんな横浜名物ラーメンとして、実はもう一つ大きなものがあるのをご存じでしょうか。それが「サンマーメン」です。横浜発祥とされるこのラーメン、初めて聞いた人はサンマが入ったラーメンを一様にイメージするそうですが、実際にはサンマは入っておらず、もやしを中心とした野菜と豚肉を炒めて塩やしょう油で仕上げたあんかけが麺の上に乗っているラーメンです。麺は細くて、スープはしょう油味で仕上げられているので、味もあっさりとしていてすごくおいしいのです。

サンマーメンの語源は、広東語で生馬(サンマー)麺であり、生(サン)は「新鮮でしゃきしゃきした」、 馬(マー)は「上に載せる」と言う意味があります。つまり新鮮な野菜や肉をサッと炒めてしゃきしゃき感の有る具を麺の上に載せることから名付けられたと伝われているのです。

昭和初期に横浜で誕生したと言われているこのサンマーメンですが、主に中華料理屋さんで食べることができ、専門店は非常に少ないのが現状です。知名度はあまり高くなく、とある調査では横浜市内の中華料理店812軒に来場した人615人を対象に調査したところ、サンマーメンを提供している中華料理店は66.7%にのぼったものの、来館者で「知っている」と答えた人は28.9%という散々な結果になったといいます。

この事態を重く見た「ラーメンの鬼」佐野実さんは新横浜のラーメン博物館にある「支那そばや」で、オリジナルメニューとして「佐野実のサンマーメン」を売り出し横浜名物サンマーメンの魅力を伝え始めました。佐野さんだけでなく、一度食べたことがある人であれば、そのあっさりとしていて食べ応えのあるサンマーメンのファンになれると思います。今、B級グルメが各地で盛り上がる中、サンマーメンは横浜の代表的なB級グルメといえるのではないでしょうか。

【参考】
・oriconグルメ http://gourmet.oricon.co.jp/2004099/
・かながわサンマー麺の会 http://www.sannma-men.com/index.html




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