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自転車の歩道走行取り締まり強化

2011/10/20 Category: ニュース

最近話題になっているブレーキのない競技用自転車「ピスト」は、乗り方によっては非常に危険であることが指摘されています。乗っている人だけでなく、歩道を歩いている人にとっても我が物顔で走行する自転車はとても恐ろしいもの。時には逆ギレされたり、舌打ちされたりすることもあり、恐ろしい思いをしたうえに踏んだり蹴ったりな状況になったこともあります。

そんな歩道を走る自転車に対して警視庁は、厳格に取り締まりを行う方針を示したといいます。その際に自転車が守るべきものとして以下を挙げています。

・ 自転車は車道の左側走行の原則を順守すること
・ 歩道走行を禁止
・ 装備不良の禁止

いずれも、道路交通法の規則としてはあるものばかりなのですが、それをきちんと取り締まることが行われず、事実上野放し状態になっていたのが現状です。それを今後はきちんと取り締まるように徹底していくというのです。

装備の不良については、安全性の観点からも当然のことだと思いますが、自転車が車道を走ることを徹底するためには、今のままではだめで様々な環境を整えていかなくてはならないと思います。

警視庁は東京都と連携して、車道の左側を線で区切る自転車レーン整備、路面を色分けして自転車と歩行者の通行部分を明示した歩道整備を進めるとしていますが、今後の整備計画をみてもかなり局所的になることが見込まれています。

環境先進国であるドイツでは、自転車が走るための道が多くの場所でしっかりと整備されていますが、東京都内の狭い道路で自転車が車道を走ることは、違った危険性と自転車に乗っている人の恐怖感を与えることにもつながってしまいます。60キロで走りすぎる車の端で20キロ程度で走る自転車。ドライバーにとっても恐ろしいですし、自転車も怖いでしょう。

怖いと感じたら、人はそれを避けようとするのは当たり前のことで、歩道を走ろうということになるのは自然な流れといえます。街全体が自転車と人、車を併存させるためのトータルな環境を早急に整えてあげることが、今求められていることないではないでしょうか。

【参考】毎日jp http://mainichi.jp/select/wadai/news/20111019ddm001040002000c.html

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