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江 -姫たちの戦国- 第23回「人質秀忠」

2011/06/21 Category: 2011年_江

前回さわりだけ登場した秀忠が今回は全面に登場します。前回も感じたことではありますが、向井理を見ているととても戦国の世の中に存在するような感じしないのが不思議です。しかし、それを演技の面で今回は完全にカバーしていました。クールでつっけんどんな態度を示すことによって、今まで感じていた違和感を完全に払拭することができたのです。

そんな秀忠と絡んでいくことになるのが江でした。前回まで姉上である茶々の話ばっかりだったので、江が登場してメインになっていくのも久しぶりな感じがします。茶々を見てみると秀吉の奥方として完全に黙りまくっているので、しばらく登場シーンは少ないと見ていいでしょう。これからようやく主人公の江の物語が本格化していきそうです。

その江ですが、今回は様々な場面で怒っている姿を目にすることができます。本当にこの場面でいたのかというくらいほとんどの場面に登場する江なのですが、時には秀吉に怒りの矛先をむけ、時には秀忠に向けています。その怒りは結構たわいもないことが多く、千利休が静かにしなさいとしかった時に思わず「よく言った!」と思ってしまいました。そんな千利休も次回までの命であることがみえてしまったのですが。

そして、恋愛模様も忘れていないのが今回の大河ドラマの特徴です。江の2人目の夫となる秀勝とは、すでに他人の目から見てもお互いを意識していることを完全に意識させる演出をしています。こういうのをフラグが立っているというのかもしれません。そんな江、秀勝、秀忠といった三角関係を見ているとなんだか不思議な感じがしてきます。

歴史の場面を見てみると小田原攻めが行われていたようです。時間にして10分程度でこの見せ場が終わってしまったのは少し残念です。長く北条家が10分で滅ぼされてしまうのですからこんな悲しいことはありません。あくまで江と関係のない歴史は割愛していくということなのかもしれません。

それ以外の見所といったら三成と利休の静かなる戦いでしょう。ようやく怖い面をみせるようになった萩原聖人さんは、優しいイメージがあるのでなかなか見ている方が追いついていかないところもありますが、本来の三成とは理論家で知られているので、千利休とは相容れないところがあったのだと思います。

次回はその利休が完全に排除されていくわけですが、今までいい味を出していた石坂浩二さんだけに、ドラマから退散するのはもったいなさすぎます。確か天地人では千利休の娘が登場して親である利休の葛藤を伝えてくれていましたが、今回はそういう描写もないんでしょうね。

◆江紀行◆
神奈川県小田原市
 - 小田原城天守閣
神奈川県箱根町
 - 早雲寺




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