便利な言葉「お言葉に甘えて」を使いこなそう
歓送迎会などのシーズンとなりました。自分が歓迎される側だったり、送別される側になった時には多くの場合に飲み会代が無料になります。自分も誰かに対してそうしてきたので、全体としてはそういったバランスの上に成り立っているのですが、おごられた時の支払時にどのようにお礼を言っていいか非常に迷いどころです。
「いえ、わるいですから」
「そうですか、スミマセン」(暗い感じで)
「会社が払ってくれるんですか?」(あまりにも失礼)
なかなかいい言葉が思い浮かびません。せっかく上司や先輩が気持ちよく「今日は自分のおごりで」と言ってくれているのに、それに対してスマートに感謝の気持ちを伝える方法がなかなかないのです。
そんなときにおすすめの言葉をコミュニケーション塾主宰の今井登茂子さんが紹介しています。それは「お言葉に甘える」という言葉。しかもなるべく明るく笑顔でいうことによって、単なる「ありがとうございます」よりも謙虚な気持ちが明確に伝わるといいます。
おごられる場合だけでなく、相手が親切にも仕事や作業を手伝ってくれたり、代わりにやってくれるときに、「では、お言葉に甘えさせて頂きます。どうぞよろしくお願いいたします」と頭を下げると効果はてきめんで、相手と気持ちよくコミュニケーションをとることができるのです。
相手の親切心を素直に受け取るときは、素直に受け取ることも大切なんだと思います。その代わり相手への貸しは何らかの形でお返ししてあげるようにすれば、より親密な関係を築くこともできるのではないでしょうか。
【参考】日経Plus1 2011/03/26
きちんと話せる!とっさに使える! 敬語すらすら便利帳 (2009/12/23) 今井 登茂子 |
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