急速に進む道路の復旧
先の東北関東大震災で大きな問題になっていたのが物流でした。ガソリン、救援物資、食糧といったものが現地になかなか届かず被災地の方々がご苦労されているという話を連日メディアで報道されています。なんとももどかしい気持ちになりますが、地震で大きくゆがんでいたり割れてしまっている国道4号線や東北自動車道をみるとこれを復旧しない限り物流網には限界があるという現実がありました。
通常であれば、数ヶ月単位でないと復旧できないような困難を極める道路復旧ですが、なんと地震発生からたったの4日間で大部分復旧し、6日後には復旧している様子を国土交通省のWebページで見ることができます。
これを見ると、土木建設の方が並々ならぬ思いでものすごい速度で復旧させた様子をうかがい知ることができます。その思いはまさに被災地の方の為にできることを彼らはひたすらに行なった結果でしょう。ここにも確かに信念をもった職人がいるのです。
さらに幹線道路の整備とともに進められたのが「くしの歯作戦」です。3月11日に津波被害で大きな被害が想定される沿岸部への進出のため、「くしの歯型」救援ルートを設定することを決断した国土交通省はわずか1週間で救援ルートをくしの歯状に復旧させることに成功したのです。
被災地の方々は物が届く状況を希望を持ちながら待っています。物流網が回復し始めた今、必要最低限の衣食住が滞りなくできるようになってくれることを願ってやみません。
【参考】
・国土交通省
http://www.thr.mlit.go.jp/Bumon/B00097/k00360/taiheiyouokijishinn/
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