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友達の家に連れて行きづらい事情

2010/07/21 Category: 子育て

30分で600円の遊び場が今、お母さんの間で人気を呼んでいます。駐車場料金よりも高いこの施設には、大きな滑り台があったりスポンジのボール、そして空気が入ったマットが所狭しと並んでいて、自由に子供たちは遊ぶことができます。

自分も、川崎にあるキドキドに行ったことがありますが、時間を気にしつつ楽しそうに遊んでいる子供をみると、ついつい延長して遊ばせてしまうことがあります。このキドキドは全国のショッピングセンターに10店舗ほどあり2009年度の入場者数は77万人だったのに対して、2010年はすでに半年で50万人もの入場者を記録しているそうです。

行ってみるとわかるのですが、最低限のマナーはあるものの基本的に子供が自由に走り回ったり道具で遊んだりすることができ、同じことはなかなか自宅や家庭ではできるものではありません。

もう一つこのような施設に人気が集まる理由の1つとして、母親同士で家を行き来するような交流が減って、自由気ままに子供を遊ばせることができる場所が求められるようになった時代背景が挙げられるといいます。子供がいくら騒いでも周囲に気遣いしなくて済むというのは親にとって大きなメリットでもあります。

ミキハウス子育て総研が2010年4月に子育て中の母親244人に調査したところ、友達の家に「遊びに行ったことがない」「あまり遊びに行かない」と答えたのは42.2%にものぼり、2003年から11.3ポイントも上昇したといいます。

母親同士の関係は男性が考える以上に難しいものがあり、気遣いを欠かすことができないとよくいわれています。そんななか、子育ての合間に自分も楽しみながら気兼ねなくリラックスすることができる場所は今ではお金を払ってでも行きたい貴重な場所になっているのです。

【参考】日本経済新聞 2010/07/21




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