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2010年春の生田緑地ばら苑にて

2010/05/23 Category: 地域イベント

春というよりもすでに夏の季節を予感させる程の暑さが厳しい休日。待ちに待った生田緑地ばら苑が開苑したので早速みんなで出かけることにします。最寄り駅である向ヶ丘遊園駅からばら苑までの道すがらにも多くのばらが植えられていて、期待が膨らむばかりです。

生田緑地ばら苑は、1958年に開苑し当時は東洋一と称されたばら苑でもあります。敷地内にはおそそ530種、4700株のバラが開花しているといい、これを無料で楽しむことができるのが嬉しいところでしょう。春と秋の年2回開苑していて、それぞれに違った特徴を楽しむことができます。自分今まで春の時期は最終日近く、そして秋しか行ったことがなかったので、奥さんがお勧めする春の開苑時のばら苑はどのようなものかすごく興味がありました。

ばら苑の入り口にくると、隣に建設中の藤子・F・不二雄ミュージアムが見えてきます。2011年9月3日にオープンする予定で、この場所の魅力もどんどん高まっていくなと実感させられつつ、ガードマンの方に手渡されたパンフレットが昨年よりも大きいものになっていて、すごくわかりやすく園内を説明してくれています。これなら後で見返したときに、場面を明確に思い描くことができるだけでなく、どのような品種だったかもわかるでしょう。

きつい坂道を登って到着すると、目の前に広がっているバラの姿に思わず見入ってしまいました。春のばら苑はとにかくカラフルで豪華絢爛の一言。まるで楽園にいるかのような錯覚になってしまいます。そんなバラの香りに包まれながら芝生で思い思いにくつろいでいます。子供もいつになくはしゃぎ回り、それを追いかけながらバラを鑑賞していきます。

昨年までなかったような施設もいくつかできていて、その1つがウッドチップを敷き詰めた小路です。ここはバラ畑のなかを歩くイメージで、その中を歩いてみるとバラのいい香りとバラの花々に包まれる気分を味わうことができます。このように生田緑地ばら苑の良さは、様々な方法でバラを楽しむことができるように配置されていることではないでしょうか。例えば、1輪ずつ鑑賞する場所もあれば柱状になっているバラを形として鑑賞するところもあります。

今回、せっかくなので自分なりにテーマを持って鑑賞することにしました。自分はバラの専門家ではないですが、こんなにたくさんのバラを見ていると様々な色や形、そして香りがあることが分かります。色はグラデーションになっていて微妙な色の変化があるものもあり、まさに楽しむ方は満載。その中で今回は「香り」をテーマとすることにしました。

自分の中で、「いい香り」ベスト5をつけてみるために、とにかくたくさんのバラの香りを直接嗅いでみることにします。途中その姿が面白いのか子供も真似をして、彼なりに楽しんでいました。そうして導いたいい香りランキングは以下の通りです。

1. パパ・メイアン
2. ミスター・リンカーン
3. シュネーバルツア
4. プリンセス・ド・モナコ
5. サルタン・カーブス

「いい香り」の定義が曖昧ですが、まずは香りが比較的強いこと、いつまでも嗅いでいたくなるような気分になること、心が安らぐこと、という全く主観的な観点で付けさせて頂きました。1位のパパ・メイアンは苑内にいくつかあり、すごく気持ちがすっとするような感じがします。色も深紅でバラの王道ともいえます。柑橘系の爽やかな感じがするものもあれば、香水にあるような刺激的な香りもあり、その種類の多さには新たな発見がありました。

ばら苑では、純粋にバラを楽しむだけでなく、子供がそうだったように芝生で走り回ったり、置き石の上でを飛び跳ねたり、ご飯を食べたりすることができて、一日中楽しむことができます。青空とバラの香りと景色に包まれながら食べるおにぎりや焼きそばは最高です。まだ、咲いておらずつぼみの状態のものあり、期間中にもう一度訪れてみたいと思います。日にちによってはコンサートも開かれるそうです。

このばら苑はボランティアの方を中心に整備が進められているらしく、すごくきれいに整備されています。これからも綺麗なバラを自分たちが鑑賞するために、寄付金を気持ちばかりするといいと思います。バラの写真や種などがもらえます。




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