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「がんばれ」がつらいときもある

2009/11/20 Category: 日記

最近身の回りで仕事的にも精神的にもいっぱいいっぱいな人をよく見かけます。そのひとりは何事もきちんと最後までやらないと気が済まないという考えを持っていて、常にそのレベルまで仕事をするので次々とやってくる仕事をさばけずに厳しい状態になっていいます。仕事だけでなく、受験や大会など大きなイベントに向けて何かに追われながら取り組んでいる人も多いと思います。

そういった人たちに、自分たちは何気なく「ガンバレ」という言葉を使うと思います。相手のことを心から応援して出てきたこの言葉には、実はプラスの側面もあればマイナスの側面もあるのです。自分の立場で考えてみましょう。自分がすごく努力していて行き詰まっていて元気がないときに、「もっとガンバレ!」とせっつかれたらどのような気分になるでしょうか。「言われなくてもわかってる」とつい反発してしまうのではないでしょうか。つまり相手に「ガンバレ」という言葉がいい言葉として捉えられる場合と、余計な一言に聞こえてしまう場合があるのです。

では、どのようなときに言うべきでどのようなときに言わないべきなのでしょうか。カウンセラーの大美賀直子さんのアドバイスをもとにその差を考えてみたいと思います。

◆「ガンバレ」と言ってはいけないとき
 1) 元気がなく、疲れているとき
 2) 遅刻が増えたり、会社や学校に行きたくないように見えるとき
 3) 何かに失敗したあと
 4) 病気療養中
 5) 失恋や死別のあと
このように、相手が落ち込んでいる相手にかける「ガンバレ」は逆効果なのです。自分の力ではどうしようもない事態に直面したとき、また気力が湧き出てこないときに表面的な応援メッセージを受けると、途端にむなしさを感じ「わかってもらえてないな」と孤独を感じたり、「がんばれない自分はダメなのかな」と自己否定感を強くしたりしてしまうといいます。

◆「ガンバレ」を言ってあげたいとき
 1) 目標に向かっているとき
 2) 新しいことを始めたいと思っているとき
 3) あともう一歩というところで、自信をなくしかけているとき
このように、心のエネルギーが満たされていて何かにチャレンジしたいと思っているときには、「ガンバレ」の言葉に励まされ相手にきちんと伝わるのです。また、本人にやる気がある時にゴールが見えていて、努力次第で到達できる時にも有効な声かけとなるとアドバイスしています。

こうしてみてくると、「ガンバレ」という言葉には相手に対して心から応援する場合で相手もプラスのベクトルを向いているときに使うと効果があり、相手がマイナスのベクトルに向いているときには伝わらないだけでなく、自分のことを分かってくれていない無責任な人に映ってしまう危険な言葉になります。簡単な言葉であるかゆえに少しだけ注意して相手を見てから使えるようになれるといいですね。

【参考】
・All About http://allabout.co.jp/health/stressmanage/closeup/CU20060605A/


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