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デスクワークが多い人のための腰痛撃退法

2009/11/09 Category: ヘルスケア

仕事や家庭でもパソコンに向き合う時間がどうしても長くなってしまう生活パターンになっている人にとって、気になるのが腰痛ではないでしょうか。元々腰痛を持っている人にとってはより痛みを感じてしまったり、腰痛もちでない人にとっても長時間座りっぱなしになることによって、痛みを感じてしまう人も多いと思います。腰は痛みを感じて始めて体の中ですごく重要な部分であることが気づかされ、それに気づいたときにはすでに体を動かすことすべてがつらくなってしまうこともあるくらい、恐ろしい場所でもあります。そこで少しでも体に負担を掛けずに座るための方法について専門家の話から学んでみたいと思います。

◆腰痛の原因
人間は長い進化の過程で2本足で立ち、歩くのに最適な骨格の構造を得てきました。地面などからの圧力を一手に引き受けて吸収するために、背骨はS字の形をしています。座るということは、背骨を支える筋肉や骨格自体の疲れを軽減するために大切なことなのですが、座っている時には背骨のS字カーブが崩れるので腰骨にストレスがかかり、これが長時間に及ぶことによって腰痛の原因となると早稲田大名誉教授である野呂影勇さんは話します。

◆座っているとき
座る作業をなくすことはできないので、腰への負担をできるだけ減らしながら上手にデスクワークを行う方法が求められます。そのための方法のひとつとして、野呂さんはアドバイスによると以下の方法があります。

・マウスを持つ手と反対側に体の重心を少しずらすなど多少行儀が悪くてもいいので、こまめに体勢を変えること
・基本姿勢として、お尻と腰をしっかりと椅子の座面と背もたれに密着させること。離れてしまうと上半身の揺れを腰が負担することになってしまいます
・背もたれにつけるのはお尻と腰だけで背中は離しておくこと。これは、背中まで付けてしまうと背中を中心に腰が浮き上がってしまう可能性があるため
・座面の高さと足裏からひざまでの高さを一致させるような高さに椅子を調節すること。椅子を選べない場合には、足下に台をおいて調節してもいい
・1時間働いたら15分間は椅子から離れ歩き回ること

◆座ったままの運動
座ったままできる運動として、近畿大医学部の浜西千秋教授などは以下の運動を勧めています。

・背もたれを使わず背中を反らせる。時間がある時に10秒間10セット繰り返すだけでも腰回りの筋肉はずいぶん鍛えられる
・かかとを支点にして足先を上下させることで、血行がよくなる
・肩を中心に両腕を回すことで、猫背になりがちな背中を伸ばし、背筋や腰回りのこわばりを和らげられる
・座ったまま両足を浮かせて3秒間腹筋を緊張させる
・机と体の間に手やものをはさみ、おなかで机を押す

このように、まずは正しい座り方を身につけ腰痛にならない最低限度の姿勢ができるようになった後に、定期的な運動を織り交ぜることによって腰痛にならない体を仕事中でも勉強中でも作り上げることができるのです。一度腰痛になってからでは遅いので、日頃からこの中の一つでもいいので自分が実践できる方法を自分のものにできるといいですね。

【参考】毎日.jp http://mainichi.jp/life/today/news/20091106ddm013100183000c.html


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