進んで仕事をもらいに行く姿勢
自分が先輩や上司であるとします。
すごく忙しくて自分のもとに様々な仕事が舞い込んできます。多くは考えたり今までの経験をもとに処理する仕事なのですが、中にはただ資料をまとめればいいもの等の雑用もあります。そういう場合に、部下や後輩から「手伝うことありますか?」と言われたら、嬉しいですよね。その結果、きちんとこなしてくれるようなら、その部下や後輩への信頼は確実に向上するでしょう。
ここでのポイントは、指示待ちの姿勢ではなく自分で能動的に仕事を得ようとする姿勢にあります。多くの人の体験談やビジネス書にも同じようなことが書かれているのですが、このように自分が上司や先輩の立場に立ってみるとわかりやすいと思います。
仕事をもらいに行くためには、まずどんなに小さいことでもいいので、自分にできそうなことはないか先輩や上司に関心をもっておくのがいいでしょう。コピー機の近くで大量のコピーに悩まされているであれば「代わりましょうか?」と言ったり、先輩や上司が誰かに雑用をお願いされていたら、「自分にできることはありますか?」と言ってみるのもいいでしょう。大切なのは内容の大小ではなく、実際に声を掛けたかどうかなのです。
自分も忙しくなると、周囲に気を配ることができなくなるだけでなく、依頼されても断る方向に思考が行きがちになります。どうしても忙しいときにはやむを得ないのですが、常に精神的にも仕事量的にも余裕をもち、必要なときに誰かのサポートをすることができれば、その人の評価は確実に上がると思います。そのために、まずは一声をかけることから始めてみてはいかがでしょうか。
【参考】日経Plus1 2009年5月2日
好きにやっても評価される人、我慢しても評価されない人 (2006/09/26) 小杉 俊哉 |
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