篤姫 第46回「慶喜救出」
とうとう、薩長軍と徳川家の戦いがはじまりました。俗に言う「鳥羽・伏見の戦い」ですが、この戦いはわずか4日で勝負を決してしまうほどその勢いの差は歴然としたものだったそうです。始め、薩長軍が5000、徳川軍が15000という数字を聞いて、そのあまりにも少ない軍勢に驚きを感じました。関ヶ原の戦いで徳川家康が率いた東軍の数は、7万以上であったことからも、その軍勢の数がいかに少ないかが分かります。
しかし、薩長は外国から仕入れた鉄砲や大砲といった遠隔攻撃手法を確立していたため、関ヶ原当時の戦いとは異なる、近代戦争の始まりといえるかもしれませんね。
いつの間にか、薩長軍の長として西郷吉之助が仕切っているように見えます。いつからなのかよくわからないうちに一番偉い人になってしまったように感じますが、もう少しその課程を描いてあげてもよかったのかなと感じます。
一方鳥羽・伏見の戦い以降、その薩長軍を迎え撃つのは江戸にいる勝海舟、そして天璋院でした。徳川慶喜が勝に言われて渋々会った天璋院は、慶喜に対して最後は家族だからと言って尽力することを誓うのです。本当にここまで権力があったのかどうかは分かりませんが、少なくともここ一番の役割を果たしましたね。
これから展開されるであろう、江戸決戦に向けて勝はどのようにそれを迎え撃つのでしょうか。そして天璋院はどのように大奥をとりまとめていくのでしょうか。段々と焦点が絞られてきて、ますます見逃せなくなってきました。
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