効果的な温泉の入り方
これからの季節は、温泉が恋しくなります。貧乏性の自分としては温泉に行くと必ず長湯をしないともったいないという気持ちになってしまい、いつもは10分程度で上がってしまうお風呂も数十分から1時間程度入っていたりします。
その温泉ですが、見てみると実に多くの泉質があることが分かります。日本温泉ネットワークによると基本泉は11個もあるそうです。その多くで報告されている効果が「ポカポカ」効果ですが、1泊や2泊という短い旅行の中での効果的な温泉の入り方について、富山大学の鏡森定信副学長が述べている内容をまとめます。
<効果的な温泉の入り方>
1.寝る1時間ほど前に温泉にはいると熟睡できる
睡眠前に十分体を温めると、逆に体内温度を下げさせるシグナルが出てスムーズに寝れます。特に温まりやすい温泉ならその効果も大きいでしょう。
2.朝風呂にはご用心
起床直後は体が目覚めて血圧が急上昇するので、時間をおくか体を動かしてからでないと危険です。また50度近い熱いお湯に長湯すると血栓ができやすくなるので注意です。
<温泉の泉質と効能>
■炭酸水素塩泉
・循環促進
・発汗増大
・皮膚の柔軟化と保湿
■二酸化炭素泉
・循環促進
・疲労回復(血中の乳酸値が低下)
■硫黄泉
・循環促進(血行が改善)
・血圧が低下
温泉場に行くと効能が示されていたりして湯治客でにぎわっていたりします。自分が翌行く草津温泉は舐めてみると本当に舌を刺激するほどの強い酸性ですが、病気の治療効果が劇的に高いわけではないという報告もあります。それはどの温泉でも一緒で、まずは温泉に楽しむことが大切なんですよね。
なかなか温泉に行く機会もないので、せめて自宅の温泉はツムラの日本の名湯を使って温泉「気分」を楽しみたいと思います。
【参考】be on Sunday 10月19日
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