男性の育児への課題
子育てで最も心強いパートナーは、子供の母親である奥さんなんですが、ときには父親が育児をしなければならない場面は数多くあります。
ところが、現在の子育てを取り巻く環境は、当然ですが母親優位にできています。例えば、
・奥さんが参加していた育児サークルに参加しても、男性は自分1人だった。
・公園にも毎日通ったが、話しかけられることは少なく、自分から話しかけても会話が続かず、孤独を感じることが多かった
というような声をよく聞きます。育児サークルや地元の子育て支援センターに男性が子供を連れて行くと、他の女性はみな一応に胸を隠し気まずい雰囲気が流れることもあるそうです。まぁ当たり前と言えば当たり前ですが、このようなところへ次回も男性がいけるかというとなかなか厳しいモノがあります。
もっと子育てについて話し合える(同性の)友人がいたらいいのに、と思ってしまいますよね。
「パパ検定」などを行う父親支援事業のNPO法人「ファザーリング・ジャパン」によると、各地で開催する講演やセミナーの席上、「育休9カ月目だが、孤独だ」「自分は一生懸命頑張っているのに、妻が認めてくれない」といった悩みを訴える男性が少なくないといいます。
代表理事の安藤哲也さんは「育児をしていると、母親と同様の悩みが生まれる。情報交換のためにも、パパ友は必要。地域の情報を集め、直接会って話せる友人を作るといい」とした上で、以下のようなコツを教えてくれています。
<パパ友を作るコツ>
(1)自治会や幼稚園、保育園の催しに積極的に参加する
(2)地元の役員を請け負う
(3)父親向けのイベントに参加する
(4)趣味に子供を引き込み親子で楽しむ
(5)性別にこだわらずママたちとも仲良くする
全てを完全に実行することなんてできませんが、少しずつ取り組んでいけば、もっともっと子育ても楽しくなるし、今以上に子供や家族への愛情も高まるんじゃないかと思います。
【参考】産経新聞
父親できてますか?―父親こそ子どもの人生の名コーチ 父と子のコーチングコミュニケーション (柳澤教授シリーズ) (2006/10) 柳澤 厚生磯 さやか |
おーい父親〈Part1〉子育て篇 (2003/08) 汐見 稔幸 |
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