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CO2排出枠付き紙おむつ??

2008/05/04 Category: 環境問題



地球温暖化の原因とされる温室効果ガスなどの総排出量を抑制するために、企業や国が一定以上の二酸化炭素の抑制に成功したり、目標数値に足りなかった場合、抑制超過分や不足分を市場で取引する排出権取引が東証で実施予定など現実的なレベルまできています。

2005年に発効した京都議定書では、1990年当時の温室効果ガスの排出量を基準に、日本、EUなどの 2012年時点での排出上限量が数値目標として決められています。

この数値を基準にして、たとえば、A国が温室効果ガスの抑制努力をして目標数値をクリア、 B国が目標に達しなかった場合、B国はA国から排出権取引によって、金銭で不足分を購入できるシステムがこの排出権を取引するということなんですが、そこにユニー・チャームが面白い取り組みを行おうとしています。

それが、「カーボンオフセット」という取り組みで、CO22排出削減事業に協力することで、日常生活で出してしまったCO2を相殺しようという活動です。

ユニチャームは、赤ちゃんのおむつであるムーニーマンの売り上げを使って、中間業者を介して国連の承認した排出権を調達し、購入者の紙おむつ1パックを焼却する時に発生するCO2(約3kg分)を間接的に削減することができます。1枚当たりの排出枠の購入に約13円分ということで、売り上げの中から排出権の購入に割り当てると言います。

今回は1ヶ月という短い期間ではありますが、環境問題への取り組み、CSR、プロモーションという観点から、すごく有用だと思います。もっと積極的に実施し、個人レベルでもこういうエコ商品を購入したことで、エコポイントがたまるような仕組みを構築すると、ユニ・チャームのような企業だけでなく個人レベルでも排出権を意識した取り組みができるのではないでしょうか。

今後の動向を注視していきたいと思います。

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