まぶたの赤いあざは?
産まれたときから少し気にしていたのですが、まぶたに赤いあざというかシミというか、そういうものがあります。これってなんだろうということで調べてみました。
小児科医師の加部一彦先生が、以下のように答えてくれているので転載します。
●生後1年以内に消える「正中部母斑」
ひと口に「赤いあざ」と言っても、あざが見られる場所やあざ の出現する時期などによっていくつかの種類に分類され、先々消 えるものもあれば、残るものもあります。あざのある場所や、い つからあざがあったのか(生まれた直後? 生後2カ月頃から? など)によって、ある程度の診断が可能です。
無事に生まれた赤ちゃんを初めて抱っこした時、まぶたに赤い あざ(と言うか、淡い紅色のシミのように見えます)があって驚いた、と言う経験をされたお母さんも多いことでしょう。これは、その部位の毛細血管が拡張しているために、淡紅色の境目が不鮮 明なあざとなっているためで、まぶたや額、うなじ、上口唇など によく見つけることができます。
これらをまとめて「正中部母斑」と言い、まぶたのあざを「サモンパッチ」、うなじのあざを「ウンナ母斑」と呼ぶこともあり ます。
欧米では、コウノトリが赤ちゃんを運んでくるとの言い伝えか ら、ウンナ母斑を「コウノトリの嘴の跡」とか、赤ちゃんの誕生 を祝って天使がつけたキスマークだなどと、洒落た解釈をしてい るようです。
この正中部母斑は大変ポピュラーなあざで、多くの赤ちゃんで 全身に1カ所以上見られると言われますが、顔面に見られるもの は生後1年以内にほとんど消えてしまいます。うなじのあざは1 割程度の人で大人になっても消えないことがあるとされていますが、普通は髪の毛に隠されているので、ほとんどと言っていいほど目立ちません。
ということで、我が子のまぶたのあざは、どうやらこの正中部母斑のようです。1年以内になくなるということなので、気を長くして気楽に見守っていきたいと思います。
【出展】ベビカム
http://www.babycome.ne.jp/adviser/column3/kabe9.html
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