真田丸 第10回「妙手」
今回は初めから信幸が大活躍します。これまで正論を述べていて、昌幸パパや信繁にメインを奪われていたここ数回でしたが、今回は家康に真田家として言うべきところはぴしっと言う姿勢をガッツリと見せていただきました。これで信幸ファン及び大泉洋ファンは胸をなで下ろしたことでしょう。
ナレーションの有働さんがこういった場面で所々登場するのですが、これまでのドラマでは演技を通して一応暗にフラグを立てていたのですが、今回は有働さんがしっかりとそのナレーションの中で「この先、こうなるのだが、それはまた後の話」と思い切りネタをバラしています。これまでもナレ死といった言葉まで流行った本ドラマですが、様々な人の共通見解としては真田に直接関係の無い部分はナレーションに委ねているのだということ。確かに、信繁以外はナレーションで済まされるケースが非常に多いのはこのためでしょう。
信繁にとっては、今回父上から上杉に助けを求めるように策を任せたといわれ、ここ一番の勝負時でした。梅のアドバイスもあり人間的に少しだけ大きくなった信繁は直江兼続の厳しい視線にも耐え、上杉景勝の力を借りることに成功します。久しぶりに愛の文字が入った兜を見て、感動したのは自分だけではないでしょう。妻夫木の優しい表情とは異なりますが・・・
相変わらず厳しい状況なのが女性陣。おばば様がもっとも勇敢な感じで梅は信繁をきっちりと癒している以外は、完全にお笑いの世界なのではないかと思えるほどの状況で悲しくなってしまいます。次回はきりが再度脚光を浴びるようなことも書いてありましたが、より人間的にできた人物として描いて欲しいと思います。
今回は完全に裏方と化した昌幸パパですが、次回はまた暴れそうな雰囲気なので楽しみにしたいと思います。
◆真田丸紀行◆
静岡県浜松市
- 浜松城公園
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