八重の桜 第43回「鹿鳴館の華」
今回は山川家の物語となりました。それにしても山川の家の方々の肩書きは本当に凄いものばかりであることが改めて分かります。浩は陸軍の重職についているし、健次郎は東京大学の教授をつとめていて五女の捨松もアメリカ留学から帰国し、陸軍中将の大山巌から求婚されるような存在になります。
今回はその話がトピックスなんですが、それにしても捨松は日本に帰ってきても英語を話し、洋風な服装をしているのですが、周囲から浮いているという考えはなかったのかと不思議になります。アメリカで生まれ育ったのであれば、日本という土地柄を知らないので、仕方がないのですが、11歳で日本を出たのであれば、ある程度は分かっているはず。
それでも、その華やかな雰囲気があったからこそ、大山巌も目が向いたという要素もあるのかもしれません。坂の上の雲で登場する大山は既に歳をとっていましたが、陸軍を立派に指揮している姿が目に焼き付いていて、そんな大物の妻となった捨松は、この時そんなことになるとは知らないというのが歴史の面白さなんだなと感じます。鹿鳴館の華という題名は、まさに捨松のことを指すようで、自分も初めて知りました。
次回は、新島襄の最期となりそうな雰囲気。八重のとってかけがえのない人であり、もう少しだけ登場していてもいいと思うのですが、その先のことも考えるとこの辺りが限界なのかもしれません。覚悟しながら自分も望みたいと思います。
◆八重の桜紀行◆
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