2013/11/17
Category: 2013年_八重の桜
今までの大河ドラマではお目にかかれないような時代設定の中で、徳富兄弟の類い希な才能についても今回明らかになりました。もちろん主人公の八重たちの動きを知ることも大切なのですが、ここ数回は八重よりもその周囲のあまり生い立ちを知ることのなかった人々の思いを知ることができて、実は結構満足している自分がいたりします。
大河ドラマと言えば、どうしても戦国時代というイメージが強くなってしまうのは、それによって視聴率を稼ぐことができる以上仕方のないことなのですが、本来はこうやって大河ドラマというブランドを利用してこれまで明るみにならなかった人々がどのように考え、その人生を生き抜いたのかを多くの人々に知ってもらうことも大切な役割なのだと思います。そういう意味でここ数回の内容は自分にとってプラスだなと感じます。
前回、時栄の問題があって完全にふさぎ込んでしまった久栄ですが、今回は徳富健次郎に思いを寄せ結婚するんだと思うようになります。しかし健次郎は立派な小説家になることがまずは第一で、結果的には久栄を置いて東京に向かうのです。しかし、それでも自分で選んだ道なので、自分が勉学に励むことによって状況を打開しようとする久栄の強さに感動しました。
次回は、大学設立に向けた訴えも佳境に入るのですが一方で新島襄の体も死を意識するようになるという内容ということなので、残り少ない八重の桜で彼らが何を成し遂げたのか、自分の中でもこれまでの復習をかねて思い返しながら見て行きたいと思います。
◆八重の桜紀行◆
東京都世田谷区
- 蘆花恒春園