街の香りにみる季節の移ろい
本格的な寒さを迎え、コートが手放せない季節を迎えました。秋という季節はその導入から冬へとバトンタッチする最後の時まで実に様々な香りを、その時々に応じて届けてくれます。
例えば、秋の初め。今まで暑かった季節も、朝晩が急激に涼しく感じられるようになる頃に街の中に香りが漂うのがキンモクセイの香りです。決して見える範囲にはないのに、どこからともなく漂うキンモクセイの香りと共に、本格的な秋が始まるのだと感じられます。
秋も深まると、落ち葉が地面を敷き詰めるようになり、踏んづけられた落ち葉から秋の香りがします。特に銀杏の黄色い葉は独特の香りがするので、特徴的と言えるでしょう。今年は12月を迎え、落ち葉もどんどん増えていくようになり、近くの公園で子供と二人で落ち葉の山を作って遊びました。
この遊びは、比較的多くの子供たちがやっていて、大きな山になるにつれて注目も浴びるようになり、みんなで山を大きくしようとする人や、山を崩そうとする人でせめぎ合いが起こります。これも秋の風物詩といえると思います。
そして、色々あった一年を締めくくる冬が到来し、街からはどのような香りが漂ってくるのでしょうか。料理や人が作ったもの以外の自然の香りに注力してみるのも面白いのではないでしょうか。
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