まずは時間厳守を
「打ち合わせの開始時間が10時」
このときの10時という時間は何を意味するものでしょうか。こうやって改めて考えてみると当たり前のことではありますが、10時から「打ち合わせが開始される」ことを意味します。間違っても、10時に集まり始めることではありません。
誰もが頭ではわかっていることであっても、なかなかそれを実行することができません。時間になったから席を立って打ち合わせが行われる場所に移動しよう、前の打ち合わせが10時までなので、ぎりぎりまで議論しよう、こういったぎりぎりな状況が、少しずつ打ち合わせ自体の開始時間を遅らせていきます。
参加人数が数人であれば、そんなに遅くならずに数分の遅延で始めることができるでしょう。しかし、これが10人以上の打ち合わせになると、開始時間は簡単に5分、10分と遅れていきます。自分が打ち合わせに遅れるということは、その分だけ自分を待っていて稼働が発生し多くの人に時間の無駄を生じさせてしまいます。
先日、あまりにもルーズな状況に思わず注意喚起をしました。これによって、自分への戒めにもなりますし、少しでも時間を守るという当たり前の行動が定着すればいいと思っています。
以上から、改めて以下のことを意識しておきたいものです。
・ 常に5分前には打ち合わせ場所に到着して待とう。
・ 次の打ち合わせがある時、主催者ならぎりぎりにならないように切り上げましょう。参加者であれば途中退席もやむを得ないと思います。
社会人として時間厳守は最低限のルールであることを忘れずに、自分の行動を振り返ってみたいと思います。
人は、,なぜ約束の時間に遅れるのか 素朴な疑問から考える「行動の原因」 (光文社新書) (2010/08/17) 島宗 理 |
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