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伝説のクソゲー「たけしの挑戦状」リターンズ

2009/03/11 Category: ニュース

世の中、ほとんど全てのゲームが3D化し、ビジュアル的にも映画を見ているんじゃないかと錯覚するほどの力作が続々と登場しています。自分は残念ながら最近ゲームはほとんどしないので、昔のファミコン時代の作品ばかりを思い出します。先日、ファミコンの数多くのソフトから1つをランダムに選択し、その1面だけをクリアして、4人で2回ずつ計8回連続クリアできれば勝利という単純な番組を見ていたのですが、すごく面白いんです。ドンキーコングやスパルタンX、ロードランナーやスーパーマリオなど今やっても絶対面白いと思えるような作品に懐かしさを覚えたものです。

しかし、一方で「クソゲー」と呼ばれる作品も数多くあり、当時小学生だった自分を悩まし続けたものもありました。そんなクソゲーの世界でトップに君臨している一つが『たけしの挑戦状』です。この『たけしの挑戦状』がタイトーによってWiiのバーチャルコンソール配信ソフトとして3月31日からオンライン配信されるとあって、当時泣かされた人々を中心に関心が高まっているそうです。

この『たけしの挑戦状』は、ビートたけしが監修し、1986年にファミコン用ソフトとして発売されたゲームソフトです。サラリーマンが財宝を探しにゆくというシナリオで、たけしのアイディアが全面的に取り入れられ、購入したユーザーのほとんどがクリアできなかったという問題作だと言われています。どんだけすごいのかですが、クリアのためには2人用コントローラーのマイクに向かってカラオケを歌わなければならない、何も操作しないで1時間放置しなければならない、等の常識外な内容で、子供向けのファミコンソフトらしからぬシュールな世界観も相まって当時のゲーマーたちを困惑の極みへと陥れた作品に仕上がっています。

発売元のタイトーには「どうやっても前に進めない」「意味がわからない」など子供たちからの悲鳴が数多く寄せられ、その声に応えるために攻略本も発売されたのですが、この攻略本も「全部読んでもクリアできない」との苦情が殺到したそうです。これに対応する編集部のユーモアもステキで、「攻略本の担当者は死にました」とブラックユーモアで読者を煙に巻いたと言われています。

そんな当時を思い出してか、今回の復活に際し「今思い出しても変な汗が出てくる」「ゲームというより拷問」など反響も大きいそうです。クソゲーは発売当時は全く売れず、最低の評価に終わるのですが、なぜか時間が経つとやりたくなるんですよね。これは、怖いものをもう一度見たいという衝動に駆られる本能をうまくついたといえます。まさか最初からこうなることを計算済みで自分たちは、タイトーに踊らされているだけなのかもしれません。

今後、同様なクソゲーの復活が起こるのかどうかは、たけしの腕にかかっています。

【参考】日刊サイゾー http://www.cyzo.com/2009/03/post_1686.html

たけしの挑戦状 たけしの挑戦状
(1986/12/10)
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