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触りたい心の裏には

2008/12/16 Category: 日記

なんだか見ているだけで触ってみたくなるおもちゃが最近人気で、実に多くの種類が出ています。自分が知っている限りこのきっかけになったものはバンダイから売り出された∞プチプチでしょう。昔からあのビニール製の緩衝材を誰もがプチプチと言っていて、もはやそれが緩衝材の名前なんじゃないかと勘違いしている人もいるのではないでしょうか。

この∞プチプチをきっかけにして、次々と触りたくなるようなものが商品化されました。以下に代表的な商品を挙げてみたいと思います。

∞エダマメ

∞ペリペリ

・にゃウンド肉球

・めくるめくバナナ

どれも刹那的な快楽を、また体験したいという欲求をうまく満たしているものばかりだと思います。個人的に今はまっているのは、子供の肌を触ることですね。あのすべすべした肌を自分も手に入れたいですね。頑張ればまだまだ若いのでいけると信じたいと思います。

このような感触系おもちゃは、心理学用語でいうところの「アフォーダンス」という人間の深層心理をうまく刺激しているのが特徴だといいます。このアフォーダンスとは、心理学者のギブソンが作った言葉で、ものを使うときにどう取り扱っていいかを知る為の特徴やデザインのことをいいます。もう少しわかりやすく言うと、誰が教えなくても、穴があれば指を入れたくなるし、ボタンが亜あれば押したくなるような心理のことを言うそうです。

思わず触りたくなる商品も、このアフォーダンスという人間の深層心理に基づいて作られているため世代によらず、実に多くの人が共感できるものとなるんです。すごく単純ではありますが心の裏をうまくついた商品は世代を超えて広がるものなんですよね。

【参考】日経Plus1 12月13日




コメント

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コメント(1)

  1. 日経の小林明編集委員が書いている「裏読みWAVE」に出ていて、私も面白いなと思いました。イラストがとくに楽しかったです。平松昭子さんの絵が好きなんです。
    アフォーダンスという言葉は知りませんでした。深い心理があるものなのですね。
    とても勉強になりました。

    コメント by 美恵 | 2008/12/16 03:28



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