あしたまにあーな

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あしたまにあーな


花燃ゆ 第30回「お世継ぎ騒動」

2015/07/26 Category: 2015年_花燃ゆ

奥編も話を見ているうちに段々と美和が奥女中という身でありながら、奥の世界ナンバーワンである都美姫、ナンバー2である銀姫のみならず、園山に対しても自己主張を通していく姿が当たり前のように見えてきました。実際問題としてここまで言える人はいないでしょうし、一度は解雇宣言もうけたところをギリギリのところを銀姫に救われるという場面もありました。

この辺りの奥の状況が緊迫感を持ち始めたのは、椋梨による長州藩内の締め付けによるところが大きいでしょう。日に日に恐ろしさを増していき、高杉晋作を追いかける状況は見ているこっちもドキドキしてしまうほど。しかも微妙に将棋をしながらにやにやしていたり、内藤剛志さんもにくい演技をするなと改めて感心してしまいます。

次回からは、その椋梨の藩内の引き締めが激しさを増し、とうとう小田村にまで矛先が向かうということなので、どのようにその状況を乗り越えていくのか楽しみにしたいと思います。

◆花燃ゆ紀行◆
山口県山口市
 - 山口大神宮

花燃ゆ 第29回「女たちの園」

2015/07/19 Category: 2015年_花燃ゆ

今回は奥の話と表舞台は椋梨の独壇場というシーンでほぼ全てとなりました。前回からの前振りで分かっていたことではありますが、美和は萩に戻るためにリストラの実働部隊として園山から抜擢されます。なぜここで美和が指名されたのかが未だによく分からないのです。

もう1人は思いっきり出世ということを意識していますし、この仕事を任せられるということは美和は周囲の奥女中よりもランクは初めから高かったということなのかもしれません。そう考えると、一番下から這い上がるという構図も崩れてきてしまうような気がするのですが、美和の奥での立ち位置が不明なまま、まだまだ続いていきそうです。。。

そして今回の主役はなんと言っても椋梨藤太でしょう。内藤剛志さんのものすごい演技によって、これまでの恨みも混じって藩政を牛耳る姿が描かれています。周布との熱い場面では思わず固唾をのんで見守ってしまうほど2人の迫真の演技は見事だったと思います。それと同時に、多くを語らなくても藩を思うという共通の目的を、周布は周布なりのけじめであらわそうとするのです。この場面を見ることができたので今回は十分満足のいく内容となりました。

次回は、女たちのたたかいがまだまだ続きそうですが、それ以外の男達のたたかいに注目して見て行きたいと思います。

◆花燃ゆ紀行◆
山口県山口市
 - 周布政之助の碑

花燃ゆ 第28回「泣かない女」

2015/07/12 Category: 2015年_花燃ゆ

物語は今回から本格的に奥編となっていきます。夫の無念を晴らすため殿様に直接話を聞きたいというのが奥に入る理由であることは前回言及がありましたが、それが歯を食いしばってどんな苦労にも耐えるだけの理由になるのか、自分にはイマイチぴんとこない感じがします。数年前の大河ドラマに出てきた篤姫でも大奥の人間関係については非常に難しいことはわかっていたので、それと比べると今回の美和に対する周囲の言動は、まだまだぬるいものであると見てしまいます。

露骨に嫌がらせしたのは、見た目からそんな雰囲気をぶんぶんさせている2名以外には今のところおらず、それ以外は攘夷運動で命を落とした親族がいるということで、美和に冷たく当たってしまうのはやむを得ないのではないでしょうか。総じていうと風当たりはそこまで強くないのではないかということで、題名にあるような泣かない女であるのも当然と言えば当然ということになります。

表舞台との関係を露骨に作ると江みたいになってしまうのですが、今回もその傾向がみられました。例えば、高杉のもとに服を持って行くという大役をなぜか園山さんは新入りに任せ、それを都美姫も応援するという状況。こんなに簡単に表舞台の人と会うことができるのであれば、奥に入らなくてもそういった人を通じて直談判すれば良いのに、と素朴に思ってしまいます。この勢いだと本当に毛利敬親にも会って、歴史を動かしてしまいそうな勢いです。

次回以降、本格的な奥の状況が見れると思いますが、周囲よりも特別扱いが続くようだと、はてなマークが広がっていきそうです。

◆花燃ゆ紀行◆
山口県山口市
 - 旧山口藩庁門