2015/07/19
Category: 2015年_花燃ゆ
今回は奥の話と表舞台は椋梨の独壇場というシーンでほぼ全てとなりました。前回からの前振りで分かっていたことではありますが、美和は萩に戻るためにリストラの実働部隊として園山から抜擢されます。なぜここで美和が指名されたのかが未だによく分からないのです。
もう1人は思いっきり出世ということを意識していますし、この仕事を任せられるということは美和は周囲の奥女中よりもランクは初めから高かったということなのかもしれません。そう考えると、一番下から這い上がるという構図も崩れてきてしまうような気がするのですが、美和の奥での立ち位置が不明なまま、まだまだ続いていきそうです。。。
そして今回の主役はなんと言っても椋梨藤太でしょう。内藤剛志さんのものすごい演技によって、これまでの恨みも混じって藩政を牛耳る姿が描かれています。周布との熱い場面では思わず固唾をのんで見守ってしまうほど2人の迫真の演技は見事だったと思います。それと同時に、多くを語らなくても藩を思うという共通の目的を、周布は周布なりのけじめであらわそうとするのです。この場面を見ることができたので今回は十分満足のいく内容となりました。
次回は、女たちのたたかいがまだまだ続きそうですが、それ以外の男達のたたかいに注目して見て行きたいと思います。
◆花燃ゆ紀行◆
山口県山口市
- 周布政之助の碑