あしたまにあーな

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あしたまにあーな > 伊勢谷友介


花燃ゆ 第9回「高杉晋作、参上」

2015年3月 01日 By: rainbow Category: 2015年_花燃ゆ No Comments →

どんどん勢いが増していく寅次郎の私塾ですが、それと呼応するように藩からも厳しい目線で見られはじめるようになります。考えて見ればそれは自然で、寅次郎は罪人の身でありそのような人が身分の低いものを集めて知識をつけようというのです。この時代は明確な身分制度があり下級のものは政治に口を出すことなどできず、そのため初めからそのようなことは考えもしなかったのです。しかし、寅次郎のように農民などのこれまで学問を学ぶ機会のなかった人々に学ぶ機会を与えるというだけで、藩や幕府に余計な批判がされる可能性があるのですから、椋梨のような人物が考えることはきわめて自然だといえます。

今は、久坂や高杉、伊藤といった人物が続々と集結し大きくなっていく寅次郎の私塾ですが、これ以上大きくなり、門下生が何らかの言論を藩や幕府にいうことによって、事態はいつでも悪化する危険性をはらんでいるのだと思います。できれば、そういった逆の面からの見方もあると、フラグになるだけでなく楽しめるのではないでしょうか。

そんな松下村塾絡みは非常に面白く映るのですが、やはり文周辺の出来事となると、以前の江のように恋愛ものや感情もの、ホームドラマものを思わせる内容だなと感じてしまいます。例えば、文のことを気になりだしている久坂が、文を泣かしたと高杉にけんかをしかけたり、文の弟が大人になって姉のお節介を辞めて欲しいと訴えたり。これって、大河ドラマなんだろうかと思ってしまうのですが、この辺りはさらりと流してしまうのがいいのかもしれません。

さて、次回は松下村塾が繁栄を極めます。伊勢谷友介さんの撮影も終わったというニュースもありますが、もうしばらくその自由な言論が続きそうです。個人的には劇団ひとりがドラマのなかでどのような笑いを誘ってくれるのか楽しみにしたいところです。

◆花燃ゆ紀行◆
山口県萩市
 - 高杉晋作誕生地

花燃ゆ 第8回「熱血先生、誕生」

2015年2月 22日 By: rainbow Category: 2015年_花燃ゆ No Comments →

野山獄から帰還した寅次郎は家の幽閉室で一日中こもっていました。ここだけ見てしまうと獄のなかにいたときの方が活き活きとしていて、個性的なメンバーにも囲まれて幸せだったのではないかと思ってしまうのですが、文はそんな兄のことを思うばかり塾を開かないかと提案し、塾生集めに奔走します。しかし、罪人の教室に行きたいと思う人は多くなく、人を集めることがなかなかできないでいました。

そこで登場するのが久坂玄瑞でした。もう何回前に登場フラグが出ていたのか分からなくなってしまうほど間があいてしまいましたが、寅次郎とのやりとりが始まります。頭に血が上ってかっとなってしまうという性格はまずいとは思いますが、これからきっと寅次郎の塾を盛り上げていってくれるのではないかと期待させられます。さらに次回からは高杉晋作も登場し、影響力が徐々に増していくのではないでしょうか。

と、ここまでで文は寅次郎の後方支援を進んで行っていることは分かるのですが、やはり裏方の仕事なので彼女をフォーカスしようと思ってもなかなかできない状況に見えます。おそらくこの先も彼女が何かを成し遂げるということは暫く無いと思うので、彼女を目当てにするというよりも、寅次郎を中心に見ていくのが自然かなと感じています。

今回は、寅次郎周辺とは別に椋梨と周布との長州藩内の対立も明確になりつつあり、そこに小田村も巻き込まれていくという新しい話の流れも出てきました。長州藩が周囲からどのような立ち位置にあるのかを明確化するためにも、幕府や他の藩との関係性を少しずつ明らかにしていってほしいと思います。

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山口県萩市
 - 松陰神社

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花燃ゆ 第7回「放たれる寅」

2015年2月 15日 By: rainbow Category: 2015年_花燃ゆ No Comments →

前回から寅次郎の野山獄ショーが始まったのですが、それも今回で終了となってしまいます。野山獄の人々は富永たちがいて非常に個性的で見ていて楽しかったのですが、やはり牢獄から世の中を語ってもなかなか聞き届けられないのでしょう。結果的には妥当な判断と言えると思います。今後どこかでこのメンバーが登場してくれるといいなと思います。

その寅次郎を獄から出すために動き回ってくれたのが旧友である伊之助でした。その伊之助の動きに釘を刺していたはずの椋梨藤太が最後はそれを受け入れることになります。内藤剛志さんの演技がもの凄くはまっていて、伊之助たちにとっては良いことをしてくれているように見えて、しっかりと自分の手の平で操っている様子を表情やちょっとした仕草から醸し出しています。出獄してもしっかりと寅次郎を見張るように言われた伊之助の目は、椋梨と同じ目をしていたところも見逃せません。

今回も、文の存在感はあまり大きくなかったのですが、前半戦は吉田松陰を題材としたドラマであると考えた方がやはり良いのかもしれません。途中のシーンで21回という言葉が出てきたのですが、自分のなかでは寅次郎は21回まで登場するのではないかと考えています。

次回は久坂玄瑞が再度登場し、寅次郎と交わることになりそうなので楽しみにしたいと思います。

◆花燃ゆ紀行◆
山口県萩市
 - 萩城跡

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