あしたまにあーな

毎日の生活に ほんのちょっとのうるおいが 届きますように



幼児の牛乳飲み過ぎは体に悪いのか

2011年1月 04日 By: rainbow Category: 子育て No Comments →

3歳の子供は昔からすごく牛乳が好きで、1日に500ミリリットル以上は飲んでいました。朝起きた時から夜寝る前まで牛乳をコップに入れてレンジで少し温めてから飲むというのが彼のお気に入りなのです。

一方で、朝昼晩の三食はあまり食べることなくご飯でいうと数口口に入れるだけでおしまいということも珍しくありません。ご飯をあげてもあまり食べることなく、甘いパンであれば少し食べる程度。好んで食べるものとそうでないものを差がどんどん激しくなっていきます。

この牛乳と食の問題について、相互関係をあまり考えることなくこれまで過ごしてきましたが、気になって調べてみると多くの幼児が牛乳を飲み過ぎてしまい、あまりご飯を食べないという問題に直面していることがわかります。中には鉄欠乏性貧血になってしまう危険性を指摘する人までいるとのこと。

すべてが専門的な議論ではないのですが、思い当たる節があることから最近子供に牛乳をあまり飲ませないようにすることにしました。まだ数日しか経過していないので結果は出ていませんが、このまま様子をみたいと思います。

独立行政法人 国立健康・栄養研究所のサイトによると同様の質問が来ており、回答者は未だに牛乳の過剰摂取の問題は報告されていないとしながらも、1日平均200ミリリットル程度の牛乳摂取が妥当としています。

なので、これ以上であると過剰摂取ということになるのですが、それ以前に牛乳は100グラムで約60キロカロリーのエネルギーをもっていることから、500ミリリットルで300キロカロリーものエネルギーになり、ほぼ幼児の一食に匹敵します。牛乳だけですべての必要な栄養を摂ることはできないことから、確実にこのままでは栄養が足りない状況になり、子供の成長に関わる問題になりかねません。

今後、幼児への牛乳摂取という課題が科学的に明らかになるのを待ちつつも、目の前の子供に毎日のご飯をおいしく食べてもらい、元気に成長するにはどうしたらいいのかを第一優先に考え、まずは牛乳への取り組みを行なっていきたいと思います。

【参考】
・独立行政法人 国立健康・栄養研究所 http://www.linkdediet.org/
・仙台やすらぎの杜整体院 http://www.h3.dion.ne.jp/~ysrg/kenkouhou/gyunyu.html

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焦げたものを食べるとがんになるの?

2010年12月 24日 By: rainbow Category: ヘルスケア No Comments →

その昔、焦げたものの中に発がん性物質が含まれているので食べないようにと教わったことがあります。一体誰に教わったのかも忘れてしまうくらい曖昧な記憶しかないのですが、それでも焦げた部分を無意識のうちに取り除いて避けているという人も多いのではないでしょうか。

この情報は、もともと昭和51年にある大きな新聞が一面で焼き魚の焦げに発がん性の疑いがあるというニュースを報じたことから広まった情報のようで、それ以来様々な研究者が実験を行なってきました。

その結果として、細菌レベルでは突然変異を起こすことはあっても、マウスを用いた動物実験などでは、実際にがんが発生することはなかったそうです。栄養学博士の白鳥早奈英先生によると、魚や肉に含まれる動物性たんぱく質が、焼くことでへテロサイクリックアミンなどの発がん性物質を作り出すのは事実なんですが、その量は理論上、体重60kgの人が毎日100tの焦げを食べなければがんを発症しない程度の、ごく微量に過ぎないといいます。

ということで、確かに焦げたモノの中に発がん性物質が入っていることが分かったのですが、実際に健康に被害を及ぼすほどでもないということも同時に分かりました。でも、人間は不思議なものでちょっとでもそういった物質が入っていると気になるもの。どうせなら避けたいと考えてしまいます。

そこで今一度日本の食文化に立ち戻って考えてみると、自分たちは昔から焼魚など少し焦げたものを口にしてきました。例えばサンマの付け合わせとして大根おろしが添えられます。欧米ではステーキにジャガイモを添えたりします。この大根おろしやジャガイモには発がん性物質の抑制作用を持つカタラーゼという酵素が含まれています。これは唾液の中にも含まれているものです。

自分たちは知らず知らずのうちに、体に害のあるものを打ち消してくれるような食べ合わせをしているのです。昔から言い伝えられたものには必ず理由があり理にかなっているということがわかります。少しくらいの焦げであれば気にせずに、その味を思う存分楽しむのが精神的にも一番だし、お腹も満足するはずです。

【参考】web R25
http://r25.yahoo.co.jp/fushigi/report/?id=20101129-00004477-r25

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