あしたまにあーな

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あしたまにあーな > 竹中直人


軍師官兵衛 第24回「帰ってきた軍師」

2014年6月 15日 By: rainbow Category: 2014年_軍師官兵衛 No Comments →

今回は播磨に残った反信長勢力が次々と破れていく様子をさっくりと描いています。三木城の兵糧攻めは世に知られた残酷な場面だと言うことで、上月城以上のもの凄い様子が映し出されるのかと思っていたのですが、兵士が飢えに苦しんでいる様子は1場面のみで、その後は別所が降伏を受け入れて敗れ去っていくところにあっさりと突入します。これによってほとんど播磨が平定されるという大事なシーンなのですが、このあっさり感がちょっと残念でなりません。

それよりは長い時間を割いてくれたのが、小寺政職でした。御着城での家臣からの裏切りは簡単に描かれているのですが、黒田家に捉えられてからはじっくりと時が進んでいきます。官兵衛は結局のところ小寺政職を切ることなく逃すのですが、この事で元とはいえ殿を切ることなどできないという情に厚い人物であるということを印象づけることができたと思います。さらに、そのことを表だって言うことはなく、ただ切ることができなかったとだけ語っていることもプラス要因でしょう。こうして、官兵衛は播磨の地を平定し安定した時を迎えることになります。

それとは裏腹にちらちたと登場しているのが明智光秀。ことある毎に表情が映し出され、納得がいっていない難しい表情をしていることからも、完全なフラグであるといえます。ここまで露骨な態度を繰り返されると、見ている方としてはちょっとやり過ぎ感を感じてしまうのですが、このフラグが生きてくるのはもう少しだけ後になりそうです。その時を楽しみにしたいと思います。

◆官兵衛紀行◆
兵庫県姫路市
 - 播磨国総社 射楯兵主(いたてひょうず)神社

軍師官兵衛 第23回「半兵衛の遺言」

2014年6月 08日 By: rainbow Category: 2014年_軍師官兵衛 No Comments →

今回の内容を見て改めて感じるのがこの時代の過酷な状況です。時代の流れを読みながら正しいと思って動いた荒木村重は結果的に毛利の援軍が来ることもなく逃亡することになり、それによって一族がすべて根絶やしにされてしまいます。だしを演じる桐谷美玲もここまでかなり露出していましたが、これで終了でしょう。

荒木村重の妻という役がここまで登場した背景はきっとこの後に明らかになるのではないかと思っています。例えば、キリシタンになるきっかけを与えてくれたのがだしだった、等。全く関係なく単に露出していただけなら、演出家が桐谷美玲のファンか、美女であったという話を盛り立てただけだったのか、いずれにせよ悲しいことです。

救い出された官兵衛は信長から許され、光や松寿丸と感動の再会を果たします。男の子の父親として思わず感情移入してしまい、涙ぐんでしまいました。松寿丸役の若山耀人くんはかなり素晴らしい演技をしていて、これからこれまでの子役のように、どんどん活躍していくのではないかと思います。

次回からは、本格的に官兵衛が軍師としての道を歩んでいきます。その初めの一歩が次回なのですが、ペースダウンしないように盛り上がる場所をどんどん作って楽しませて欲しいと思います。まずは、小寺との再会といったところが見所でしょうね。

◆官兵衛紀行◆
兵庫県神戸市
– 有馬温泉

軍師官兵衛 第21回「松寿丸の命」

2014年5月 25日 By: rainbow Category: 2014年_軍師官兵衛 No Comments →

とうとう劣悪な環境である土牢に閉じ込められてしまった官兵衛ですが、前回にすでにその様子を見ているのでそこまで劣悪だと感じなくなってしまいました。前回はムカデやネズミがうようよしていたのですが、今回はトカゲのようなものがチョロチョロと登場しただけで、そこまで怪しい生き物がいたわけでもなかったからかもしれません。官兵衛がご飯をこぼしたシーンでも、得体の知れない生き物が群がっているところを官兵衛が押しのけるように食べていたら、その状況もまた変わっていたと思います。

そんな中で信長は有岡城を攻略することになるのですが、ここは以前石山本願寺攻めの際に城を頑丈にしておくように村重に申し伝えた城だけに、思い切り頑丈であり完敗することになります。いわば自分がまいた種なのですが、あえてそこには触れずに負けたのは村重の背後に官兵衛がいて寝返ったからに違いないとして、官兵衛の息子である松寿丸を成敗するよう命じます。この辺りかなり短絡的だなと感じてしまいます。

その窮地を結果的に救ったのが、竹中半兵衛でした。松寿丸をかくまうというばれてしまったら確実に自分の命がない重大なことをさくっと実行します。それも本人曰く残されて時間がないから、ということなのですが、黒田家にとっては運も味方に付けたといえるでしょう。歴史にタラレバをいうのはナンセンスですが、官兵衛と半兵衛の関係があったからこそ、松寿丸も助かったのです。この恩を忘れることなくそのご黒田は竹中の一族を守るような形で歴史は進んでいくのも、なんだかしみじみと思うことがあります。

さて、長かった1年間の牢獄生活も次回で終わりそうな勢い。所々に官兵衛の足が映し出され、もう使えなくなってるよフラグを立てまくっているので、早速それが有効に働くようです。官兵衛と関係者の涙の再会、そして松寿丸との再会を楽しみにしたいと思います。

◆官兵衛紀行◆
岐阜県垂井町
 - 五明(ごみょう)稲荷神社

岐阜県関ケ原町
 - 岡山烽火場(おかやまのろしば)