あしたまにあーな

毎日の生活に ほんのちょっとのうるおいが 届きますように


あしたまにあーな > 竹中直人


軍師官兵衛 第8回「秀吉という男」

2014年2月 24日 By: rainbow Category: 2014年_軍師官兵衛 No Comments →

前回前置きがあった信長との初対面から物語は始まります。事前に信長から大変気に入られたということを知っていたので、どれだけ素晴らしい説得を行うのか気になっていたのですが結果的には予想の範囲内でした。分析は非常に的確なのですが、もう少し洞察力のある説明があるとよかったのになと感じてしまいます。

官兵衛に対してもの凄く期待してしまった結果なのですが、それだけのことを言ってくれるのではという思いがあったのも事実。次回からもっと試練が待っていそうなので、そのような場面で視聴者に「こいつ、すごい」と思わせるような発言があることを祈るばかりです。

今回は、黒田家の出来事も中央政治との関係が密接に関わっていたので、見ていて全般的に緊張感を持ってみることができたと思います。信長につくと決めた後でさえぐらぐらと揺れている小寺政職に対して、職隆は光に一芝居を打つように依頼します。それがお紺を使った政職への働きかけに繋がります。この辺りの描写は細かく描かれていませんでしたが、きっとお紺が厳しく政職を追求し結果として意志を固めさせたという経緯があったのでしょう。

また、今後を見据える上で大切な官兵衛の家臣団については、すでに主従関係がしっかりとできあがっている感じで見ていて安心感を与えます。それに対して松寿丸の周辺は不穏な空気を感じます。又兵衛との剣術稽古でも松寿丸をこてんぱんにやっつけ、不満を述べているように、後の長政との関係はこの辺りでしっかりと視聴者に印象づけています。今後の動向を少し気にとめておきたいと思います。

次回は、竹中半兵衛に試される官兵衛という図式。どこまでお眼鏡にかなうか楽しみにしたいと思います。

◆官兵衛紀行◆
岐阜県岐阜市
 - 岐阜城

軍師官兵衛 第5回「死闘の果て」

2014年2月 02日 By: rainbow Category: 2014年_軍師官兵衛 No Comments →

見終わってみて改めて感じるのは、初めの怪しすぎる穏やかな雰囲気は決して続かないということ。黒田家では、官兵衛と光の間に松寿丸が生まれ、家臣である武兵衛と侍女のお国は恋仲になってめでたいということで心が躍るような幸せな雰囲気が醸し出されていました。

しかし、ここは戦国の世。こんな時間が長く続くわけもありません。赤松政秀が姫路に攻めてくると武兵衛とお国は帰って来たら祝言をあげようと誓い合います。この辺りで確信になります。このような状況になって戻ってくることはほとんどないと。

苦しい戦いになることが分かっていて、それでもプロポーズしてしまって、帰って来れなかった時に、相手の女性がどんなに苦しむか、冷静になって考えてみればなんて残酷なことを言っているのかと思ってしまいますが、戦争に向かう男性というのは、それを命の源として戦う生き物なのかもしれません。

それにしても、お国役で登場したしょこたんですが、やはりちょっと浮いているような気がします。現代ではぱっちりした目で存在感たっぷりなのですが、昔の服装になって目のあたりの化粧も今とは全く異なることから、始め見たときにしょこたんと分からずスルー。

多くの犠牲をはらいながら、赤松に勝利した官兵衛。武兵衛も戻ってはきませんが、それでも立ち止まっているわけにはいかず、次々と新しい部下を迎え入れます。その中にはもこみちさんもいたりしますが、彼は今後黒田家で永井大さんから変わってトラブルを起こしながら、官兵衛を支えていく役柄になる様子。どうなっていくのか楽しみにしたいと思います。

◆官兵衛紀行◆
兵庫県たつの市
 - 龍野古城
兵庫県姫路市
 - 黒田官兵衛古戦場跡

軍師官兵衛 第2回「忘れえぬ初恋」

2014年1月 12日 By: rainbow Category: 2014年_軍師官兵衛 No Comments →

初回は子役であった官兵衛も今回から岡田准一さん演じる大人の官兵衛となり、物語は大人びた性格になって行きます。まずは、恋愛話。初恋となったおたつとの関係ですが、小さい頃に結婚の約束をしている許嫁的な関係でもあったので、ふたりはかなり親密な感じ。一緒に海を見に行った帰りには、お約束のようにもの凄い雨が降り、小さな小屋で雨宿りするという、かなりありがちなパターンで、体を寄せ合って暖を取ります。

ここまで親密でありながらも、官兵衛の妻はおたつではないことから、どこでおたつと別れてしまうのだろうと思っていたら、政略結婚によっておたつは他家へ嫁いでしまうことになります。さらに、その嫁いだ先に敵が攻め入るという踏んだり蹴ったりの状況が次回やって来ます。なんだか、この初恋はうまくいかなそうですが、どのように官兵衛が感じていくのか、今後の人間形成の上でも大切な場面と言えるのかもしれません。

政治的な観点では、官兵衛が小寺政職の近習となり初陣を果たすことになりますが、やはり外様は外様で、仲間を助けたとしても余計なことをしたとしか見られません。このように一生懸命励んでもそれを認めてくれない状況が続くことによって、いつかきっと反旗を翻す結果になるのではないでしょうか。小寺政職もなぜか片岡鶴太郎さんが鼻を真っ赤に染め、まるでトナカイような出で立ちでちょっとイケてない主君を演じているのも、そう思わせる要因の一つなのかもしれません。

また、国外では信長が美濃を攻めては失敗し、木下藤吉郎に助けられるという、いまから入念に関係者の経緯を描く作戦に出ているようです。信長ばかりがクローズアップされている状況は、ちょっと異様な感じもしますが、何回目かで結びついてくることを想定しているのは間違いないのですが、どこまで引っ張るのか気になるところです。

さて、次回は官兵衛にとって衝撃的な出来事とともに、播磨の外の世界を見る機会がやってきそうです。新しく仲間になった栗山善助を含め、どのような人間関係が構築されているのか楽しみにしたいと思います。

◆官兵衛紀行◆
兵庫県姫路市
 - 御着城址

【送料無料】軍師官兵衛(前編) [ 前川洋一 ]

【送料無料】軍師官兵衛(前編) [ 前川洋一 ]
価格:1,103円(税込、送料込)