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不動の地位を保つ将来の希望する職業No.1

2012年4月 05日 By: rainbow Category: ニュース No Comments →

生まれたときに子供に願うのは、とにかく健康でいてほしいということ。やがて時は経ち、次第に子供に対する欲求は高まっていき、将来このような仕事についてほしいというように思うようになっていくのはいつの時代も変わらないことでしょう。

しかし子供にもなりたいものがしっかりとあるもの。ちなみに自分は中学3年生までプロゴルファーになりたいという夢をずっと持っていました。高校入試という大きな現実の中で必然的に路線は転換し今では普通の会社員ですが。

そんな「将来、就きたい職業」ランキングの1位は、なんと1999年以来14年連続で同一の職業が1位を獲得しているのです(クラレ調べ)。以下にそのランキングを男女別に紹介したいと思います。

◆男の子が就きたい職業
1位: スポーツ選手 (26.7%)
2位: 警察官 (8.2%)
3位: 運転士・運転手 (7.8%)

◆女の子が就きたい職業
1位: パン・ケーキ屋・お菓子屋 (32.2%)
2位: 芸能人・タレント・歌手 (11.1%)
3位: 花屋 (11.0%)

共通しているのは、男の子のなりたい職業はかっこいいというイメージのもの、女の子はかわいいというイメージのものが挙げられていること。10年以上にもわたってこのそれぞれの1位の職業は憧れの的であったことを考えると、いかに魅力的にうつるものなのかがわかるでしょう。男の子の場合は、自分が実際に遊んでいるものの延長線上に考えていると思われます。例えば、野球をずっとやっている子は野球選手になりたいと思い、サッカーをやっている人はそのままサッカー選手になりたいと思っているのではないかと思います。

それに対して女の子の場合には、自分がやっているものというよりは好きなものを選択しているように思えます。ケーキは「作る」ことよりも「食べる」方が好きだったり、花屋も「売る」ことよりも「見る」ことに魅力を感じ、それを提供する側に興味が流れていくといった思考パターンなのではないかと考えられます。

一方で、親が就かせたいと思っている職業はちょっと上記とは違っています。以下にそのランキングを紹介します。

◆親が男の子に就かせたい職業
1位: 公務員 (20.8%)
2位: スポーツ選手 (11.4%)
3位: 医師 (8.5%)

◆親が女の子に就かせたい職業
1位: 看護師 (16.5%)
2位: 公務員 (9.5%)
3位: 薬剤師 (9.4%)

これを見ると、とにかく夢よりも現実と堅実性を求めていることが分かります。男の子のランキング上位は1992年以来21年連続で変わらずだそうで、子供の夢とは正反対の位置にあり、長らく親と子供の考え方のギャップが残り続けているものとみられます。

自分の子供には好きなように生きてほしいという思いと、安定性のある生活をしてほしいという願いの狭間で、親の葛藤はこれからも続いていきそうです。

【参考】oricon http://juken.oricon.co.jp/2009661/full/

新 13歳のハローワーク 新 13歳のハローワーク
(2010/03/25)
村上龍

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中国で静かに広まるAA制の正体

2012年3月 31日 By: rainbow Category: ニュース No Comments →

先日、とあるファミリーレストランで食事をしていると、隣にいた中学生が精算をしようとしていました。何気なく眺めていると、携帯電話を使って1円単位まできっちりと割り勘をしていました。ここまでではないにせよ、大人の世界でも特別な人がいない限り大きな単位で割り勘が当たり前となっています。

ところがこの当たり前は、お隣の国中国では少し様子が違うといいます。中国ではメンツが大切な国であり、一番年上の人が一人で支払うのが通常ですし、友人同士の食事会であれば、誰か一人が奢れば次回は別の人が、さらにその次には別の人がというように、支払う人は代わっていったりして、一人が払います。当然ですがデートの際にも割り勘などはなく、当然男性が支払うことになります。

しかし、このような中国でも最近若者を中心に割り勘が広がりつつあるというのです。そんな割り勘の考え方をAA制(エーエージー)と呼んでいるそうです。語源は色々あるのですが、英語に由来している模様。

割り勘だけでなく、AA制は様々な言葉にくっついて類似語をも生み出しています。例えば「AA制婚姻」は家計を分けている夫婦のことをいい、AA制生活というテレビドラマも製作されているということから、徐々にこの考え方は広まりつつあるといいます。

みんなが平等であるというのはすごく合理的なことではありますが、一方で誰か中心となる人がもてなすという人間関係の上に成り立つ世界も魅力的ではあります。古き良きこういった文化が、一方的に割り勘によってなくならないよう、双方のいいところをうまく活用した支払い方法が広まってくれるといいと感じます。

【参考】日経Plus1 2012/03/31

国民性の違いがはっきりわかる本---たとえば、韓国人がめったに割り勘しない理由とは? (KAWADE夢文庫) 国民性の違いがはっきりわかる本—たとえば、韓国人がめったに割り勘しない理由とは? (KAWADE夢文庫)
(2011/11/16)
博学こだわり倶楽部

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アイドルDVDイベントはどこまで行くのか

2012年3月 25日 By: rainbow Category: ニュース No Comments →

ずいぶん昔のことですが、会社の先輩に連れられて向かったのは東京・秋葉原にある石丸電気の建物の中でした。会場となるスペースの一つ下の階にあるDVD売り場でDVDを購入するともらえる1枚のチケット、それこそが求めるものである握手会イベント参加券でした。

会場に着くとすでに異様な熱気に包まれ、前から数列は明らかなアイドルのファンらしい人々で埋め尽くされています。手には、どこまで望遠して取ることができるのかわからないくらいものすごいカメラを持っていて、普通のデジタルカメラを持っている自分は完全に場違いな様子。怖じ気づく自分ではありますが、何とか気持ちを立て直しイベント開始です。始めにトークショーがありその後に握手会という流れだったのを思い出します。

時は経ち、アイドルの新作DVD発売イベントはその頃とかなり様子が違っているといいます。サインや握手、それにプラスしてその状況を写真にとってくれるサービスは当たり前であり、ある程度名前の売れたアイドルでないと他と差別化して人を呼ぶことができなくなっているそうなのです。

DVDの売り上げがほぼそのイベントでの売り上げと同じになってしまうというアイドルの場合、上記のようなオーソドックスなイベントではもはや人は来なくなっていて、さらに過剰なサービスが求められるようになっています。以下にそんなサービス例を示します。

・ アイドルの私物を賞品としたじゃんけん大会
・ アイドルが後ろから抱きついてくれるサービス(写真撮影付き)
・ アイドルの膝枕サービス
・ 手作りチョコサービス
・ おにぎりイベント

あるプロダクションの関係者によると、作品としてDVDの中身に興味があるファンは少なくなっているのが現状で、もはやDVDはイベントに参加する入場券といった位置づけになっているといいます。つまりイベントを今後もっともっと充実させていかないと集客することができないという厳しい世界になっていくことになるのです。
DVDやCDに価値があるわけではなく、その周辺のイベントに価値がある。AKB48で広まったこの考え方は、よりニッチな世界であるアイドルDVDの世界で、より過激さを求めてその先に何があるのか分からないまま突き進んでいくことになりそうです。

【参考】NEWSポストセブン http://www.news-postseven.com/archives/20120325_97129.html