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ペニーオークションが終わっていく

2011年2月 07日 By: rainbow Category: ニュース No Comments →

テレビやiPodが99%OFFで手に入れることができるという謳い文句をどこかで聞いたことがあるという人は多いのではないでしょうか。オークション形式で商品を落札するのですが、落札金額が数百円と目が飛び出るほど安いのに衝撃を受けたのは1年ほど前の事でした。

そういったオークションを「ペニーオークション」という総称で呼ぶのですが、始めは1つのサイトで始まった仕組みもあっという間に多くのサイトで始まりました。その仕組みとは、まず参加者はコインのような入札券を1枚75円程度で購入します。入札する際には、この入札券を1枚消費するのですが、もちろん自分が入札した金額よりも高い金額で入札した人が出れば、今入札に使った入札券は無くなってしまいます。

うまくいけば、75円を支払って1回で数十万円する商品を落札することができるのが利点ですが、下手をすると100回入札しても手に入らないこともあります。その場合には7500円を主催者に支払うだけで商品を手に入れることはできないというギャンブル性の高い仕組みになっているのです。

こうしたペニーオークションの多くは主催者側に多くの利益をもたらすようになっているということからサイトが多く登場したのですが、最近次々と閉鎖されているといいます。サービス終了する理由として各サイトでは「諸般の事情により」と多くを語っていないのも気になるところです。

そういった要因の一つとして国民生活センターへの相談件数の激増が考えられるといいます。ペニーオークションに関するユーザーからのクレームは、2009年は19件、2010年は173件まで増えているというのですから、これらのクレームがサイト運営者への圧力となったのは容易に想像することができます。

ビジネスモデルとしては、すでに海外で実績のある仕組みでありうまくできているのですが、利用者への配慮が足らなかったのが敗因ともいえるでしょう。自動入札といって、上限値を決めておくことによって資金の限り入札し続けるサービスは、端から見るとサクラの存在を感じさせてしまいます。もちろん運営者側は否定しますが、利用者からみるとそれを否定するだけの材料もないのが現状です。

今後は、全く同じサービスが出ることはないと思いますが、ビジネスモデル自体の完成度は高いことから、もっとユーザ視点に立ったお得なサイトとして登場する日も近いのではないでしょうか。

【参考】ITmedia
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1101/24/news099.html

ゴミ拾いの駅伝が箱根の山を越える

2011年1月 28日 By: rainbow Category: ニュース No Comments →

今年も箱根駅伝は数々のドラマを生み出しました。区間新記録の更新、山での逆転劇、繰り上げスタート、優勝争い、シード権争いなど数え上げればきりがないくらい1つ1つの場面に、選手たちの1年間の思いが詰まっていたように思えます。だからこそ見るものを感動させる大きな力を持つのでしょう。ここまで駅伝の楽しさが伝わってくるのは箱根駅伝ならではなだと思います。

そんな箱根駅伝が終わると、もう一つの箱根駅伝が大学生の手で静かに始まるのをご存じでしょうか。それが2006年から始まった「もう一つの箱根駅伝」であり、東京・日本橋から箱根までをゴミを拾いながら恥じるというものです。総合タイムとゴミの量の合計で順位が決まるため、ただ早いというだけではダメなのです。

そんな「もう一つの箱根駅伝」が今年はもっとパワーアップし、なんと箱根の山を越えて京都・三条大橋まで延長されて「もう一つの東海道駅伝」となりました1日では実施できないほどの距離なので、1年間で5回にわけて実施されます。1チーム5人参加することができ2011年は24チームが参加するといいます。

競い合う箱根駅伝の精神を受け継ぎつつ、住民への地域貢献という側面をもつすごく有意義な大会だと思います。こういった取り組みが箱根駅伝のファンの裾野を広げると共に、参加者の新しいモチベーションアップにもつながるでしょう。競技の結果について、新聞やテレビなどが注目し、大会の成功につながることを願ってやみません。

【参考】日本経済新聞 2011/01/28

もう一つの箱根駅伝 もう一つの箱根駅伝
(2010/08/28)
市川真也

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バンカーの砂までもお守りになる

2011年1月 25日 By: rainbow Category: ニュース No Comments →

受験生にとっては、まさに正念場ともいえる季節を迎えました。自分も受験生の頃は毛布にくるまりラジオを聞きながら最後の追い込みをしていたのを思い出します。受験生とは不思議なもので、身の回りのものに対して縁起を担いでしまうものなのかもしれません。自分は、ラジオ短波という普通の人はあまり聴かないようなラジオでやっていた福岡県にある太宰府天満宮の合格はがきが欲しくて応募してGETしていました。ただのはがきなのですが、不思議と気持ちが落ち着いたような気がします。

そんなお守りですが、とうとうゴルフ場のバンカーの砂までもがお守りの対象として売られるに至ったといいます。売り出したのは相模鉄道グループで関連のゴルフ場である甲府国際カントリークラブの16番ホール(165yard、Par3)のグリーン手前のガードバンカーで、このバンカーには「嫌でも避けても入ってしまう」ということから、受験生の縁起担ぎにはもってこいということで売り出されたというのが真相のようです。

小瓶の中に詰められた砂はストラップまで付いて390円。まさにサクラサクといったところでしょうか。購入することができるのは、相鉄線の横浜駅と海老名駅、そして甲府国際カントリークラブの3箇所で数百個しか売り出されないようなので、早めにGETして精神的な安定を求めるのがいいと思います。もしくは横浜ベイシェラトンホテル&タワーズでの受験生宿泊プランでもプレゼントがあるようです。

同様に、岡山電気軌道でもスリップ防止のためにレールにまく砂を詰めた小瓶を「滑り止め防止」にあやかって受験生に売り出しているといいます。

今、コンビニやスーパーでは合格祈願グッズで売り場が埋め尽くされていますが、そんな光景も季節の風物詩となりつつあります。そんなに御利益があるわけではないと思いつつも、願掛けに乗っかってみるのもいいと思います。グッズの力を借りて、「ここまでやったんだから絶対大丈夫だ」と思えたとき、プラスのプラシーボ効果が働き、良い結果をもたらしてくれるのです。

【参考】日本経済新聞 2011/01/25