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秋に流行る「褒め上げ商法」に注意

2011年9月 07日 By: rainbow Category: ニュース No Comments →

「あなたの作品はすばらしい!」

「文芸書に掲載しませんか?」

「展覧会へ出品しませんか?」

このように自分のことを褒め上げてくれるのは出版社の方でも、関係者でも知り合いでもありません。見ず知らずの相手で、しかもそれは、「褒め上げ商法」と呼ばれるれっきとした悪徳商法なのです。近年被害者が急増しているそうで、もしも知らないという人がいるのであれば、要注意です。

「褒め上げ商法」とは、俳句、短歌や絵画などについて文芸書への掲載や展覧会への出展を促し、強引に高額な契約を迫ろうとするものです。「あなたの作品は素晴らしい」「有名な評論家の先生があなたの作品を絶賛しています」など言葉巧みに作品を賞賛することによって、一般人をその気にさせます。文芸書や展覧会へ出品をする代わりに、高額な金額を料金として徴収するのです。

「褒め上げ商法」の名付け親である東京都では、平成21年度には181件、平成22年度には210件の苦情や相談が寄せられるようになり、その7割近くは60歳以上の高齢者だといいます。文化的な作品をたしなむ人の年齢層が比較的この部分に集中していることから、被害者も同じところになってしまうものと考えられます。

このような悪徳商法にはありがちなのですが、契約を一度結ぶと同様の勧誘が他社も含めて短期間に次々と入ってくるようになります。最初は無料と説明されていても安心できません。後から莫大な請求がくるケースもあるそうです。

芸術作品の製作がはかどる秋になると、この手口も増加するとのこと。他の人から自分の作品をほめられると誰もが嬉しい気持ちになります。それにつけ込んだ悪質な商法なので、おいしい話がきてもしっかりと相手を確認し、金銭の授受を行うようにしないといけません。

こんな事例が多発していること、そのことが脳裏のどこかにインプットされているだけでも、いざというときに違った対応ができるのではないでしょうか。そういう意味で、一人でも多くの人が手口を把握してほしいと思います。

【参考】Techinsight http://japan.techinsight.jp/2011/09/szk1109052252.html

悪質商法のすごい手口―ここまで巧妙ならみんなだまされる!知っておきたい被害の実態と対処法 悪質商法のすごい手口―ここまで巧妙ならみんなだまされる!知っておきたい被害の実態と対処法
(2009/04)
国民生活センター

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東京メトロの定期券がVISAで決済可能に

2011年9月 01日 By: rainbow Category: ニュース No Comments →

今日、通勤途中にふと東京メトロの車内広告を見てみると、VISAのマークが書かれているのを発見しました。東京メトロとVISAという組み合わせが意外だったので、よく見てみると東京メトロの定期券をVISAで決済することができるようになったとのこと。

確かに今までは、東京メトロが発行するTo Me CARDというクレジットカードでのみ定期券を購入することができたのですが、2011年8月6日よりVISA、MasterCard、JCBの3ブランドで定期券を購入することができるようになったのです。

なるべく自社カードがいいのだけど・・・

一般にクレジットカードの加盟店は、クレジットカードでの買い物があるとその分の手数料をクレジットカード会社に支払わなければなりません。なので自分がクレジットカード会社になってしまえばその分の手数料を最小限に抑えることができるのです。定期券という1回あたりの金額が高い鉄道会社は余計な支出を減らすために自社のクレジットカードを利用してほしいのです。

東京メトロは今までこういった背景から、自社が発行する「To Me CARD」のみに定期券の支払い方法を制限していたものと見られます。しかし、さすがにほとんどの人は持っていないので不満がたくさん来たのでしょう。その波に流されるように、VISA、MasterCard、JCBの3ブランドを解放しそのブランドが付いているすべてのカードを受け入れることにしたのだと思います。

おそらく、東京メトロとしてはなるべくTo Me CARDを使ってほしいので、8月6日からVISA、MasterCard、JCBの3ブランドで定期券を購入することができるようになったことをあまり大きく宣言したくないのでしょう。露出度は比較的低いような気がします。

利用者の観点では

では、利用者の観点から見るとどうでしょう。To Me CARDは主に東京メトロに乗った時と、定期券を購入したときにメトロポイントが付きます。1回2円分で土日は6円分です。チリツモで増えるでしょうが、これはあくまで定期券以外の区間に乗車した場合。定期券区間はポイントがつきません。クレジットカード会社のポイントも別に付くのですが、それはVISA、MasterCard、JCBの3ブランドがつくクレジットカードも一緒です。

つまり、定期券区間以外に東京メトロに乗る機会がほとんどないという人は、To Me CARDのメリットを十分に得ることができないことになります。定期券の購入の際は、1年間に20万円買うとすると1000円分のメトロポイントがクレジットカード会社のポイントとは別にもらえますが、これと自分が使っているVISA、MasterCard、JCBの3ブランドがつくクレジットカードで利用したときの通常でもらえるポイント以外に付与されるポイントとの比較になりそうです。

何が一番お得なのか

VISA、MasterCard、JCBの3ブランドがつくクレジットカードでは、多く利用することによってボーナスポイントが付いたり、ポイント還元率が上がったりします。20万円分の購入によって、それが1000円を超えるのであれば自分が持っているVISA、MasterCard、JCBの3ブランドがつくクレジットカードを利用すべきでしょう。

自分の場合には、To Me CARDで支払った方がトータルではお得であることがわかりました。また、クレジットカード会社によっては定期券の購入にポイントが付かないケースもあるので、ポイントの有無を確認することをお勧めします。

必要な情報はすべて入手した上で、何が一番お得なのか計算してみるといいと思います。

【参考】東京メトロ http://www.tokyometro.jp/news/2011/index.html

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幼児の車内放置の限界時間が明らかに

2011年8月 09日 By: rainbow Category: ニュース No Comments →

暑くなってくると、必ずニュースで話題になるのがパチンコなどで小さな子供を車内に長時間放置した結果、熱中症で死亡させてしまうケース。放置した親側に世間から非難の声が集まり自分たちも子供を死なせてしまった後悔に人生が狂わされる残酷な事件なのです。

パチンコ業界も、放置したままパチンコをしないように客側に呼びかけを行っていますが、パチンコだけでなくスーパーなどでの買い物時など同様のケースが発生する機会が多いことから、最終的には小さな子供を持つ親一人一人が注意を払っていなければ防ぐことはできません。

このニュースを見ていて気になるのが、長時間放置するという際の「長時間」がどのくらいの時間をさすのかということ。この時間概念を正確に把握しておくことで認識の誤りを正し事件の再発防止にもつながります。その時間について名古屋工業大学と金沢医科大学の研究グループが分析を行った結果を発表いたしました。

それによると、日が差し込む気温45度の密閉された車内において、3歳児ではわずか13分で熱中症になってしまうというのです。同条件において大人は1時間以上大丈夫だったのに対して、子供は大人の感覚以上に短時間で熱中症になってしまう危険性をデータを持って実証したのです。

一般に体温の上昇や発汗に伴って、体内から体重の約3%の水分が失われると熱中症になるといわれています。小さい子供は大人と比べて体温調節機能が不十分であるため、大人としては耐えられる環境も、過酷な状況に居なってしまうのです。

実験では、気温が45度の時と40度の時でそれぞれ水分が失われる時間を調べた結果、3歳児の場合45度では13分、40度でも17分であったことが示されています。いずれも大人では1時間以上かかっていることを考慮すると、子供がいかに熱中症になりやすいかわかるででしょう。

車内温度状況(JAF調べ)

実際には、JAFによると気温が23度程度であっても車内温度は48.7度にまで上がることが報告されており、23度以上になっていることが普通となっている現在、車内温度は上記の実験にある車内温度45度を大きく上回っている状況になっていることでしょう。つまり、実際には13分よりもはるかに短い時間で子供は熱中症になってしまうということになります。

そう考えると今回の実験結果は、数分でも放置することは危険であると改めて認識すべきであることがわかります。悲惨な事件を起こさないようにするためにも一人一人の親の心がけが大切なのです。

【参考】
・日本経済新聞 夕刊 2011/08/09
・JAF http://www.jaf.or.jp/eco-safety/safety/usertest/temperature/detail1.htm