あしたまにあーな

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生田緑地 菖蒲園が見頃

2010年6月 06日 By: rainbow Category: 地域イベント No Comments →

生田緑地のばら苑が最終日となった今日、子供と2人でばら苑ではなくあえて菖蒲園に出かけることにします。丁度お天気もよく絶好の鑑賞日和となった訳ですが、いつもの通り、子供は入り口の車ゲートが面白いようで、30分ほど延々と彼曰く「ギーガタン」を眺め続けます。

ずっと眺めていると駐車場係のおじさんがやってきて、「ぼく、そんなに好きならおじさんと一緒に仕事しない?」と笑いながら話します。すると子供は「仕事しないです」となぜか敬語になって丁重にお断り。おじさんは子供のために空いている車ゲートを動かしてくれて、これで満足して帰れるのではないかと思うくらい子供も大喜びです。

しかし自分は全然面白くもないので、子供を連れて菖蒲園に向かいます。すると、青や紫、白の菖蒲が満開になって咲き誇っていました。冬場は何もなくなってしまうこの場所。例年この時期を迎えるために、大勢の方がしょうぶ田の手入れしているのを見てきたので、なんだかこうやって綺麗に咲いてくれると嬉しくなってきます。(自分は何にもしていないのですが)

たくさんの人がカメラを片手に菖蒲園の中をゆっくりと散策しています。この生田緑地の菖蒲園の良さはなんといっても、このように周囲をゆったりと散策できる小路があることではないでしょうか。その小路は少しずつ変化していき、場所によって全く違った趣のある菖蒲の姿を鑑賞することができるのです。一番人気は正面の看板がある場所、そしてそれと同じくらい人気があるのが屋根のついた高床になった場所です。ちなみに子供たちに人気なのが、小川の流れる場所。ザリガニがいたりアメンボがいたりして、足を入れて水を楽しむことができます。

子供も「パパ、アメンボがいるよ」とアメンボという生き物を知っていて、すごく嬉しくなってしまいました。いつの間にかたくさんの言葉と経験をしているんだと改めて実感します。こうやって、少しずつたくさんの経験をさせていきたいものです。

毎年6月中旬頃に見頃を迎え、紫や白色のハナショウブ約2,800株が一面に咲き誇る生田緑地の菖蒲園に足を運んでみてはいかがでしょうか。つかの間の涼しさと菖蒲の花の美しさに心が洗われるひとときを過ごすことができますよ。

花散歩神奈川を歩く (ブルーガイド) 花散歩神奈川を歩く (ブルーガイド)
(2003/01)
ブルーガイド編集部

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観客を魅了する多摩川吹奏楽団 第25回定期演奏会

2010年5月 23日 By: rainbow Category: 地域イベント No Comments →

雨が降りしきる中、川崎・多摩市民館大ホールには会場を埋める程の人が今か今かと始まりを待っていました。待っていたものとは、多摩川吹奏楽団による第25回定期演奏家です。この多摩川吹奏楽団は川崎市内の方が中心に設立されたものらしく、なかには見たことがある方もいらっしゃって、親近感を感じます。

子供と3人で出かけたのですが、午前中に遊びすぎたのか子供は多摩市民館に行く途中のベビーカーの中で熟睡。静かに聞くことができる反面、子供にも聞かせてあげたいというのもあって複雑な気持ちのまま第1部が始まります。第1部は以下の4曲。
・セレモニアル・マーチ
・詩的間奏曲
・吹奏楽のための「風之舞」
・イーストコースとの風景
 - シェルター・アイランド
 - キャッツキルズ
 - ニューヨーク

始めのセレモニアル・マーチは、「これぞ、吹奏楽」と言えるくらい華やかでお祭りムードを盛り上げてくれるような曲です。指揮者の方の振りに気合いを感じたり、顔を赤くしながら必死に演奏している方もいらっしゃって、見ているこちらものめり込んでいきます。特に第1部最後のイースト・コースとの風景は3楽章から成り立っていて、どんどん目の前の風景が変わって行くのを感じることができます。最後のニューヨークでは賑やかなムードを多彩な楽器を利用して表現していてそのパワーにただただ圧倒されてしまいました。

第1部が終わり休憩時間になると、子供が丁度良く起きてきて第2部が始まります。第2部はJ-POPや宮崎アニメなどが登場するので、子供にも取っつきやすかったようです。第2部は以下の4曲。多摩川吹奏楽団が25回目という記念すべき定期演奏家で、感謝の気持ちをTHANKSという6つの文字を頭文字とした5曲で表現しています。

・(T) となりのトトロ コンサート・バンドのためのセレクション
・(H) ハリウッド万歳
・(A) アルフィー
・(N) のだめカンタービレより「ラプソディ・イン・ブルー」
・(K) 枯葉
・(S) サザンオールスターズ・メドレー

となりのトトロも、このように吹奏楽で聞くとすごく荘厳な感じがします。いつもの散歩道が全く違って見えてくるような気分です。子供もいつも聞いている曲が大きなスケールで登場したので、聞き入っていました。これに慣れてしまうと日常でとなりのトトロの曲が物足りなくなってしまうと感じてしまうのではないかと密かに恐れています。

のだめカンタービレの時には、アニメの時のようにマングースと野田恵、フランツ・フォン・シュトレーゼマンが登場し、「ここまでするか、多摩川吹奏楽団」と観客もみんな大盛り上がり。これに限らず、後ろの打楽器5人の観客を楽しませる様々な楽器や盛り上げは、この吹奏楽団ならではといえると思います。自分たちも楽しみつつ、観客にその楽しさを様々なレベルで伝えてくれるので、ファンはどんどん付いていくんだろうなと感じさせる一幕でした。第2部最後のサザンオールスターズ・メドレーは、TSUNAMIから始まり勝手にシンドバッド、いとしのエリー等誰もが知っているサザン魂を見事に表現していました。

アンコールも続けて2曲。

・威風堂々第一番より
・感謝カンゲキ雨嵐

最後は嵐の曲ですが、吹奏楽だとまた違ったスケールを感じることができます。このように多摩川吹奏楽団の良さは、吹奏楽らしい曲とともにポップスも見事にアレンジしてしまうところ、さらにそれを観客に楽しませる工夫を散りばめているところではないでしょうか。

みなさん、メインの仕事は別に持っていてもここまで、すばらしい演奏をするには相当の練習があったことと思います。本当にお疲れ様でした。また次回ファミリーコンサートがあるようなので、家族で足を運びたいと思います。

星に願いを 星に願いを
(2008/09/16)
MTG + Ray三浦俊司トロンボーングループ

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2010年春の生田緑地ばら苑にて

2010年5月 23日 By: rainbow Category: 地域イベント No Comments →

春というよりもすでに夏の季節を予感させる程の暑さが厳しい休日。待ちに待った生田緑地ばら苑が開苑したので早速みんなで出かけることにします。最寄り駅である向ヶ丘遊園駅からばら苑までの道すがらにも多くのばらが植えられていて、期待が膨らむばかりです。

生田緑地ばら苑は、1958年に開苑し当時は東洋一と称されたばら苑でもあります。敷地内にはおそそ530種、4700株のバラが開花しているといい、これを無料で楽しむことができるのが嬉しいところでしょう。春と秋の年2回開苑していて、それぞれに違った特徴を楽しむことができます。自分今まで春の時期は最終日近く、そして秋しか行ったことがなかったので、奥さんがお勧めする春の開苑時のばら苑はどのようなものかすごく興味がありました。

ばら苑の入り口にくると、隣に建設中の藤子・F・不二雄ミュージアムが見えてきます。2011年9月3日にオープンする予定で、この場所の魅力もどんどん高まっていくなと実感させられつつ、ガードマンの方に手渡されたパンフレットが昨年よりも大きいものになっていて、すごくわかりやすく園内を説明してくれています。これなら後で見返したときに、場面を明確に思い描くことができるだけでなく、どのような品種だったかもわかるでしょう。

きつい坂道を登って到着すると、目の前に広がっているバラの姿に思わず見入ってしまいました。春のばら苑はとにかくカラフルで豪華絢爛の一言。まるで楽園にいるかのような錯覚になってしまいます。そんなバラの香りに包まれながら芝生で思い思いにくつろいでいます。子供もいつになくはしゃぎ回り、それを追いかけながらバラを鑑賞していきます。

昨年までなかったような施設もいくつかできていて、その1つがウッドチップを敷き詰めた小路です。ここはバラ畑のなかを歩くイメージで、その中を歩いてみるとバラのいい香りとバラの花々に包まれる気分を味わうことができます。このように生田緑地ばら苑の良さは、様々な方法でバラを楽しむことができるように配置されていることではないでしょうか。例えば、1輪ずつ鑑賞する場所もあれば柱状になっているバラを形として鑑賞するところもあります。

今回、せっかくなので自分なりにテーマを持って鑑賞することにしました。自分はバラの専門家ではないですが、こんなにたくさんのバラを見ていると様々な色や形、そして香りがあることが分かります。色はグラデーションになっていて微妙な色の変化があるものもあり、まさに楽しむ方は満載。その中で今回は「香り」をテーマとすることにしました。

自分の中で、「いい香り」ベスト5をつけてみるために、とにかくたくさんのバラの香りを直接嗅いでみることにします。途中その姿が面白いのか子供も真似をして、彼なりに楽しんでいました。そうして導いたいい香りランキングは以下の通りです。

1. パパ・メイアン
2. ミスター・リンカーン
3. シュネーバルツア
4. プリンセス・ド・モナコ
5. サルタン・カーブス

「いい香り」の定義が曖昧ですが、まずは香りが比較的強いこと、いつまでも嗅いでいたくなるような気分になること、心が安らぐこと、という全く主観的な観点で付けさせて頂きました。1位のパパ・メイアンは苑内にいくつかあり、すごく気持ちがすっとするような感じがします。色も深紅でバラの王道ともいえます。柑橘系の爽やかな感じがするものもあれば、香水にあるような刺激的な香りもあり、その種類の多さには新たな発見がありました。

ばら苑では、純粋にバラを楽しむだけでなく、子供がそうだったように芝生で走り回ったり、置き石の上でを飛び跳ねたり、ご飯を食べたりすることができて、一日中楽しむことができます。青空とバラの香りと景色に包まれながら食べるおにぎりや焼きそばは最高です。まだ、咲いておらずつぼみの状態のものあり、期間中にもう一度訪れてみたいと思います。日にちによってはコンサートも開かれるそうです。

このばら苑はボランティアの方を中心に整備が進められているらしく、すごくきれいに整備されています。これからも綺麗なバラを自分たちが鑑賞するために、寄付金を気持ちばかりするといいと思います。バラの写真や種などがもらえます。