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浅田飴と篤姫の意外な関係

2010年11月 20日 By: rainbow Category: ヘルスケア No Comments →

せきやのどが痛いときにとっさに口に含む飴といえば、きっと多くの人が浅田飴を思い出すのではないでしょうか。それくらい浅田飴というものが日本人にとって常備薬となっている心の薬だといえます。

そんな浅田飴が誕生したのは1887年(明治20年)、東京・神田でせきやたん、滋養強壮の薬として売り出されました。当時の名前は「御薬さらし水飴」となんだか重苦しいネーミングでした。それにはきっちりと理由がありました。

それは、将軍家や宮内省にも仕え天璋院篤姫にも重用された最後の漢方侍医である浅田宗伯が大正天皇に処方した薬だったからです。その浅田に仕えていた堀内伊三郎が処方を教えてもらって売り出したのですが、なかなか売れません。

それが売れ始めたのは息子の伊太郎の頃でした。まず名前を「御薬さらし水飴」からシンプルに「浅田飴」にし、様々なマーケティングを行ないます。

「すきはらにめし たんせきに浅田飴」
「良薬にして口に甘し」

これは伊太郎たちが考えたキャッチコピーです。今聞いてもなんだか斬新な感じがする素晴らしい謳い文句だと思います。丁度この頃(1920年)スペイン風邪が大流行したのも後押しをした要因だと考えられています。

数多くののど飴が発売されているにも関わらず、浅田飴は医薬品として売り出されている数少ないのど飴といえます。それは、120年以上人々ののどを守り続けたという自信と実績から来ているのかもしれません。今年も一家に1つは常備しておく必要がありそうです。

【参考】be on Saturday 2010年10月2日

 

【第(2)類医薬品】固形浅田飴 クールS 50錠

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解明されつつある「疲れ」の仕組みとその対策

2010年11月 06日 By: rainbow Category: ヘルスケア No Comments →

体が疲れているとすべてのことに対してやる気が出なかったりして、精神的にも充実した生活を送りづらくなっていきます。1日の終わりや金曜日などで感じるのであれば、夜や休日に疲労回復をすればいいのですが、疲れが毎日溜まっているような感じであれば、必ず対策が必要となります。

疲労とは、重労働や仕事のプレシャーなどで心身共に大きな負担が掛かり、体の機能に問題が起きている状態のことをいい、それを脳がキャッチして疲れたと感じるのが疲労感です。

なので、体が疲れていても仕事にやりがいがあれば、体に元々備わっているストレス対抗機能によって疲れは吹っ飛び、脳にまで疲労が達しないので、疲れたと感じません。一見いいように見えますが、これが危険なのです。自覚症状がないにも関わらず体の機能に問題が生じていることがあるからです。こうした疲労感がない疲労のことを隠れ疲労と呼ぶそうです。

疲労が起こる要因は「5つの生活環境ストレス」としてまとめることができます。
1. 主に人間関係からくる精神的ストレス
2. 過剰労働などの身体的ストレス
3. 化学物質
4. 気候の変化や騒音
5. ウィルスや細菌
こういったストレスが複雑に絡み合って疲れは生じるのです。疲労が溜まり疲労感を感じるまでのメカニズムはまだ解明されていませんが、疲労したときに出される疲労物質がどんどん溜まっていき、それがあるしきい値を超えると脳に伝達する物質が作られるという説が有力だといいます。

そんな疲労を把握するためには、きちんと定量的に判断するのが一番です。今、人の唾液の中に含まれるヒトヘルペスウィルス(HHV)の値を測定し、疲労度を算出する方法が実用化されようとしています。これによって自覚症状のない疲労からくる体の危険信号を的確に把握して対処することができると期待されています。

最後に、疲労をため込まない方法について考えてみます。専門家によると早めに休息を取るに限ると口を揃えるといいます。睡眠が最も効果的で、ぬるま湯への入浴などもいいそうです。

またストレスからくるということから、仕事などで感じる悩みなどはため込まずに誰かに話してしまうことも大切です。なるべく多くの人で気持ちを共有し、気分転換することによって、疲れを軽減することができ、気持ちいい毎日を送ることができるのです。

【参考】日経Plus1 2010/11/06

危ない!「慢性疲労」 (生活人新書) 危ない!「慢性疲労」 (生活人新書)
(2004/10)
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最難関親知らず 抜歯大作戦

2010年11月 06日 By: rainbow Category: ヘルスケア No Comments →

先月、突然の奥歯の激痛で治療した部分の歯が痛みだしたのかと思い、かかりつけの歯医者に行ってレントゲンを撮ってみると、左下の一番奥に真横になった薄い影が。

もしや、これは・・・・

言って欲しくないセリフを歯医者さんは事も無げに告げます。「あぁ、これは親知らずですね。」

全部取っていたと思い込んでいた親知らずがまだ眠っていました。最後の「奴」は今まで肉の下で静かに眠っていたのですが、何らの拍子に周囲を覆っていた膜が破れてしまい、細菌が入り込んで歯を溶かし始めてしまった結果、隙間ができてきてしまいそこにばい菌が入り込んで炎症を起こしてしまっていたといいます。

このまま残しておいてもいいことはないので、とっとと取ってしまおうと提案する歯医者さん。たしかにそうなんですが、続く説明に一気にびびります。それは治療の仕方でした。

真横に生えている下顎水平埋伏智歯という名前の親知らずは一番難しく腫れや痛みが親知らずの抜歯のなかで一番大きいのです。さらにその治療方法は以下のようになるといいます。

1. 歯を覆っている肉を切って歯が見えるようにする
2. 真横になった歯は先端部分しか見えていないので、先端部分の歯を縦に割る
3. 奥に埋まった歯を割りながら取り出していく。場合によってはあごの骨を削ることもある
4. 最後に縫い合わせておしまい

何となくイメージが湧いたのですが、余計怖いです。大の大人がビクビクするのもおかしいですが、治療後はぱんぱんに腫れることと、痛みがあると言われれば怖くもなります。

その日は、とりあえず炎症止めの薬をもらって帰宅。決戦は1週間後となりました。

そしてとうとうその日がやってきました。

朝から何となく憂鬱で、せめて最後の晩餐くらいは豪勢にいこうと、昼食はCoCo壱番屋のロースカツカレー大盛りを食べて、万全の体制で歯医者へ向かいます。

そして、静かにその戦いは始まりました。

まずは、麻酔です。

先生「多分これが一番痛いと思いますよ。痛かったら、左手を挙げて下さいね」
自分「はひ」(すでにちゃんと話せない)
(チクっ)
自分(いたぁーーーっ!でもこれでいきなり左手を挙げたら、意気地無しって思われるだろうな。我慢しよう)
(チクっ)
自分(えっ?まだ打つの?何本打つつもりだ)
先生「次は、ベロ下です。これ痛いけど我慢してね」
(チクっ)
自分(えべぇ!今まで一番痛い!左手挙げようかな。ここは挙げていい場面だよね。)

ところが、先生が覆い被さっていて左手がブロックかけられてます。痛いなんて言うなというメッセージを感じ取った自分は涙目になりながら、我慢することに。

ここで一度うがいをして。しばらく麻酔が効くのを待つことになります。次第に感覚が麻痺してきて、唇が変な感じになっていきます。

時間にして5分程度。とうとう抜歯体制が確立します。では始めますという一言で作業は始まりました。ここからはあまり感覚がないので、聞こえたり感じたりしたものが中心になります。

まずは、肉を切っているのだと思いますが、麻酔は完璧で全然痛くありません。ものの数分で作業は完了したようです。

そして、突然歯をグイグイと押す作業が始まります。おそらく縦に歯を切っていくのでしょう。他のWebサイトなどをみると金槌みたいなのでガンガン叩くという人もいたみたいですが、今回はグイグイと置いているイメージ。

その押しに負けないぞと全く意味のない反抗をして上に力を入れます。こんなので歯が切れるんだなと思っていたら、実はそうではないようで、次にウィーーンと機械で切り始めます。

あごの付近に猛烈に振動が来て、なんだか自分は凄いことされてんだなぁと感じ、早く終わらないかなと思い始めます。ただしこの振動が激しく恐怖感だけは抜群に増長されるので、このまま逃げちゃうっていう手もあるかも(絶対にない・・・)なんて意味不明なことを考えてしまいます。

しばらくすると、縦に割る作業は完了したようで、次に奥に眠っている歯を取り除くようです。今度はペンチみたいなので、引っ張り出している様子がわかります。途中ミシミシというやばそうな音がしたかと思うと、思いの外さくっととれたみたいです。

今回はあごの骨をけずらなかったみたいです。(裏でやっていたかもしれませんが、全然分かりませんでした)自分の場合は、思いの外キレイに取れたそうです。

ここで先生が「歯はとれましたよ。これから膿を取っていきますね」と説明してくれます。親知らずの周りで炎症を引き起こしていた原因である膿が結構あるそうで、それをガリガリと取り始めます。素人は余計な心配はしなくていいにも関わらず、近くに神経があるということだったので、あんまりやると神経を傷つけないか心配だったのですが、無事に完了。

最後は傷口を縫っていく作業です。糸の感触を感じながら、しばらく待っていると縫い終わったようで、脱脂綿をかみしめて血が止ったら終わり。時間にして50分程度の治療でした。かかった料金は4000円ちょっと。思いの外安く済みました。

治療後は、腫れによって唾を飲み込むときに喉に痛みがでることと、血の味をしばらく感じるという症状を説明してくれ、それもしばらくしたら治るとのこと。

帰宅してみると、しばらくは麻酔が効いているので全然痛くないのですが、以前これで気をよくしてモリモリ食べて誤って自分の唇まで食べてしまい、麻酔が切れてからそっちの痛みで死にそうになったので、今回は何も食べずにじっとしていると、3時間後くらいに徐々に痛みが戻ってきます。

痛いのは嫌で我慢できない根性無しなので、すぐにもらったロキソニンを飲むことにします。8時間あけるように書いてありますが、1錠で最低4時間、2錠で最低5,6時間あければいいということだったので、そこから痛みを感じ始めると4時間おきに2回程度飲んで就寝できました。

翌日は、あり得ないくらいほっぺたが腫れていて、子供は朝から「ジョリジョリ」とニコニコしながら触って痛い思いをするし、奥さんは「おたふく風邪みたい」と爆笑して気持ち悪がるしで大変でしたが、痛みは引いてきていてこのまま良くなってくれればと思います。

今は、大きく口が開かないのでパンも小さくしないと食べられませんし、あまり噛むことなく飲み込むしかありません。食べたいものもあまり食べられないので、ウィダーインゼリーを大量に購入して愛飲しています。キムタクもびっくりの量を飲んでいると思います。また、言われていた喉の痛みが出ています。

なんにせよ、これで親知らずの痛みは一生感じなくていいと思うとなんだか嬉しくなりました。どんなに怖いものでもいつかはちゃんと終わって、やってよかったと思えるものなんですよね。