あしたまにあーな

毎日の生活に ほんのちょっとのうるおいが 届きますように



氷でじっくりお茶を作ると甘み増大

2010年7月 25日 By: rainbow Category: グルメ No Comments →

冷たい飲み物が恋しい季節となりました。ほとんどの家庭に今必ず入っているのが麦茶の入った入れ物ではないでしょうか。夏の風物詩ともいえる麦茶は、一年中存在しますが夏の季節がなぜか一番おいしく感じられるのが不思議です。

ただ、いつも飲んでいて当たり前になっているとはいえ、麦茶ばかりではどうしても飽きてしまいがち。たまには他の飲み物も飲んでみたくなるのではないでしょうか。しかも温かいものではなく冷たい飲み物で探そうとするとおのずと選択肢は狭まっていきます。

今回、麦茶の代わりにおすすめしたいのが煎茶です。しかも温かい煎茶ではなく冷たい煎茶で、なんと氷から作るのです。氷から煎茶を作るというのは、見た目以上に様々な効果をもたらすのですが、それはあとで紹介するとして、氷出し煎茶を実現してくれるのが、耐熱ガラスで有名なハリオグラスから出されている「氷出し茶ポット」です。すごくわかりやすい商品です。茶こしとポット部分が2段重ねになっていて、上の茶こし部分に茶葉を入れその上から氷を満杯に入れます。

この状態で放置しておくこと6-8時間。下に溜まったお茶を飲んでみると上品な甘さがあるお茶を飲むことができるというのです。その秘密なんですが、ハリオグラスによるとお茶は温度によって溶け出す成分が違って、高温だと渋みのもとになるタンニンが溶け出し、低温でゆっくり入れると甘み成分のテアニンが引き出されるというのです。

少々できるのに時間がかかるのですが、その間何かする訳でもないので放置しておけばいいだけ。この手軽さでペットボトルで売られているようなうたい文句である「甘みのあるお茶」を涼しげに飲むことができるのですから、すごく有用なアイテムといえるのではないでしょうか。

【参考】日経Plus1 2010/07/24

ハリオグラス 氷出し茶ポット KDP-2T ハリオグラス 氷出し茶ポット KDP-2T
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ハリオグラス

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赤味噌が天下を取れなかった理由

2010年6月 15日 By: rainbow Category: グルメ No Comments →

味噌煮込みうどん、味噌カツ、みそおでんなどが有名な場所といえば、おのずと名古屋の街を思い浮かべることでしょう。自分も何度か名古屋に行った際に味噌カツを食べたのですが、なかなか関東では食べることができない本場の濃厚な美味しさを楽しむことができます。これら3つの料理のことを「名古屋めし」というそうです。

そんな味噌カツを支えているのが赤味噌です。赤味噌といえば中でも八丁味噌が有名ですが、これは愛知県岡崎市八丁(現在の八帖町)で作られていたから八丁味噌といわれていて、愛知県産の大豆と愛知県吉良町の塩、矢作川の伏流水の3つを原料としています。赤味噌の大きな特徴は、熱に強く煮込んでも味が落ちないということ。自分が驚いたのは、味噌カツに合うようにうまく調合されたチューブ型の赤味噌があること。お手軽に味噌カツを作ることができるのです。

現在のところ日本には大きく赤味噌と白味噌の2種類が存在します。白味噌には信州味噌や西京味噌の他実に多くの種類の味噌があります。西京味噌などの白味噌は、大豆に米麹を入れて作られていて、この米麹が全体の色を白くさせている要因です。中国や四国では米麹の代わりに麦麹が使われているものもあります。それに対して、赤味噌の特徴は大豆と塩が主原科でほとんどが大豆でできています。

白味噌が全国的に広まっているのに対して赤味噌が作られているのは主に東海3県です。ここまで大きな差があるのはどうしてなのでしょうか。その理由はこの原料に依存する部分が大きかったのです。

白味噌が使っていて赤味噌が使っていない米麹は、味噌の熟成を早める働きがあります。熟成が早まるということは短期間に作ることができるということになります。白味噌が数ヶ月で熟成が完了するのに対して、赤味噌は1年から数年を掛けてゆっくり熟成させる必要があるのです。その差が生産量の違いとなっていき、普及の差につながっていったのです。

自分は関東生まれで、小さい頃から白味噌の味噌汁を飲んでいましたが、奥さんが作る赤味噌も慣れてくるとおいしく感じます。そして両方の味噌汁の美味しさを感じることができるのは嬉しいことだと最近感じています。それぞれの味噌の特徴をうまく使い分けて、おいしく味噌を食べることができればいいですね。

【参考】リアルライブ
http://npn.co.jp/article/detail/95398571/

 

 

山の幸からいただくこころの平穏

2010年4月 30日 By: rainbow Category: グルメ No Comments →

皆さんは山菜料理といえば何を思い浮かべるでしょうか。自分がまず思い浮かべるのが山菜おこわです。実家にいた頃近所の方が多く作りすぎたからといってよく持ってきてくれた山菜おこわが絶品でした。山菜がすごくおいしいのです。それ以来山菜というものが好きになり、山菜うどんなどもよく食べるようになりました。

日本では古くから山菜を「七草がゆ」として食べる習慣があります。春の七草を食べる正月明けは、正月のごちそうによって負荷がかかりすぎてしまった胃腸を休めるためとも言われています。このように青々とした野菜を切り刻んで粥にして食べることによって、緊張で疲れた体を温かくほぐす効果があることから七草がゆの季節だけでなく休日などに実践してみるといいと思います。

さらに、野菜類のもつほのかな苦みや渋み、時に特有の香気など穏やかな味わいを見いだすことによって、人は五感と神経が研ぎ澄まされてくるといいます。注意深く味わうという行為の繰り返しが、感覚を集中させ、心と体を癒すのではないかと説が最近いわれ始めているといいます。

日本食にはそのような傾向が特に強いのではないかと思います。豆腐料理や湯葉など精進料理などに出てくるものには、五感をフルに使って注意深く食べることによってその食材そのものの味を味わうという食べ方が多く見られます。そのことが空腹を満たす食事以外にもこころにいい影響を与えているのであれば、週に1回程度はそのような食事を取り入れてみてもいいのかもしれないと思えてきます。

【参考】日経plus1 2010/04/24


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