氷でじっくりお茶を作ると甘み増大
冷たい飲み物が恋しい季節となりました。ほとんどの家庭に今必ず入っているのが麦茶の入った入れ物ではないでしょうか。夏の風物詩ともいえる麦茶は、一年中存在しますが夏の季節がなぜか一番おいしく感じられるのが不思議です。
ただ、いつも飲んでいて当たり前になっているとはいえ、麦茶ばかりではどうしても飽きてしまいがち。たまには他の飲み物も飲んでみたくなるのではないでしょうか。しかも温かいものではなく冷たい飲み物で探そうとするとおのずと選択肢は狭まっていきます。
今回、麦茶の代わりにおすすめしたいのが煎茶です。しかも温かい煎茶ではなく冷たい煎茶で、なんと氷から作るのです。氷から煎茶を作るというのは、見た目以上に様々な効果をもたらすのですが、それはあとで紹介するとして、氷出し煎茶を実現してくれるのが、耐熱ガラスで有名なハリオグラスから出されている「氷出し茶ポット」です。すごくわかりやすい商品です。茶こしとポット部分が2段重ねになっていて、上の茶こし部分に茶葉を入れその上から氷を満杯に入れます。
この状態で放置しておくこと6-8時間。下に溜まったお茶を飲んでみると上品な甘さがあるお茶を飲むことができるというのです。その秘密なんですが、ハリオグラスによるとお茶は温度によって溶け出す成分が違って、高温だと渋みのもとになるタンニンが溶け出し、低温でゆっくり入れると甘み成分のテアニンが引き出されるというのです。
少々できるのに時間がかかるのですが、その間何かする訳でもないので放置しておけばいいだけ。この手軽さでペットボトルで売られているようなうたい文句である「甘みのあるお茶」を涼しげに飲むことができるのですから、すごく有用なアイテムといえるのではないでしょうか。
【参考】日経Plus1 2010/07/24
ハリオグラス 氷出し茶ポット KDP-2T () ハリオグラス |