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水道の単価って知ってます?

2007年7月 01日 By: rainbow Category: 環境問題 No Comments →

全国的に水不足が深刻化していて、四国などではすでに給水制限に突入しています。このままでは、東京などの首都圏でもまもなく何らかの制限があると思います。

そこで、改めて水の単価ってどのくらいなのか考えてみたいと思います。

自治体にもよると思いますが、水道代と同じく下水道代も入っていますが、合わせて1リットル当たり0.25円程度だと思います。(是非調べてみてください)

ここで水を使う場面でどのくらい使っているのかを考えてみたいと思います。

・トイレ: 1回当たり、3.25円(13リットル)
・シャワー: 3分で、12.5円(50リットル)
・お風呂: 1杯45円(180リットル)

お風呂の水などは、半分を選択に利用するなどして、節水を心がけることもできるので実践してみてはいかがでしょうか。

ちなみに、自分は近くのスーパーで濾過された水をあらかじめ購入していたボトルを使って給水していたので単価はチェックしていました。「何回でもとをとるんだろう・・・?」って(笑)

すると、2200リットル!!

なんと、630回汲まないと元をとれないことがわかりました。まぁ、水道水よりもいいから、南アルプスの天然水と比較するともっと早いんだけど(苦笑)

でも、これは節水ということには全くなっていないので、自分も少しでも控えようと思います。

CO2対策にウランが登場

2007年6月 28日 By: rainbow Category: 環境問題 No Comments →

ウラン

最近、トウモロコシや大豆といったガソリンに代わる燃料としてバイオエタノールの需要が増し、その影響でマヨネーズが値上げされたり、新たな森林破壊など自分のブログでも紹介してきた。

来年からは、いよいよ京都議定書が定めた温室効果ガス削減期間に入るとあって、バイオエタノール以外にも新たなエネルギー源を発見しよういう動きが活発になっている。

そこで「ウラン」が注目されている。ウランは原子力発電の燃料となる鉱物だ。火力発電も原子力発電も燃料をつかって水を沸騰させ、蒸気でタービンを回して発電する点では同じだけど、石油・石炭は燃やすとCO2が出てしまう。これでは意味がない。

一方で、ウランを核分裂させて熱を起こす原子力発電は発電の過程でCO2が出ないとされる。この特性から日本、アメリカ、イギリスをはじめ先進各国で原子力発電の見直しが進み、こうした動きを受けたウランの国際取引価格は7年前と比べて十数倍にも高騰しているということらしい。

CO2という面ではクリーンかもしれないが、原子力発電は発電後に放射性廃棄物が残る。とくに有害な高レベル放射性廃棄物は数千年、数万年にもわたって放射線を出すため、人間による恒久的な管理は困難と国も認めているほどのものだったりする。CO2削減は重要だが、原子力発電にはそれだけで是非を判断できない側面があることも忘れてはいけない。

何が目的でそれを使うとどのような影響が出てしまうのかをきちんと分析しないと、目先の目標だけに気をとらわれすぎてもっと重大な問題を引き起こしてしまうことも十分あり得る。特にウランなどのような怖い原料は、その管理方法を謝ると人体に重大な影響を及ぼす可能性がある。環境問題だけでなくその他の問題が発生しないようなエネルギー対策を打つべきだと思う。

養殖海藻からバイオ燃料 (><)

2007年6月 25日 By: rainbow Category: 環境問題 No Comments →

海藻

日本海で養殖した海藻からバイオエタノールを生産すれば将来の国内需要を十分にまかなえる。

三菱総研がこんな試算を発表した。

政府は2030年までに植物から作るバイオ燃料を年600万キロリットル導入するという目標を立てている。

ただ、国内の遊休地に原料作物を植えても供給量は100万キロリットルが限界で、多くを輸入に頼る必要があるとされている。

三菱総研によると、日本海の中央部にある浅瀬「大和堆」で年間約6500万トンの海藻を養殖し、全部処理できれば2000万キロリットルのバイオエタノールが生産できるという。生産コストはガソリン並みの1リットル当たり58円くらいにはできると言っている。

7月にフォーラムを立ち上げて事業化を目指すそうなんだけど、なんでこうやってマイナス面を考慮してプロジェクトを進めないんだろうと悲しくなる。

技術的にできることはわかる。ただ、それが環境に与える影響や生活変化がどの程度になるのかをきちんと試算してから進めないとひどい目に遭う。

例えば、この海藻は養殖して大量に生産することで、魚や海の生態系にどのような影響を与えるのかわかっているのだろうか。

バイオ燃料は、この前の大豆やトウモロコシのようにできると分かっているだけではダメで、その先をしっかりと考えないといけないのではないだろうか。