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パスネット廃止!?

2007年12月 22日 By: rainbow Category: 環境問題 1 Comment →

パスネット

首都圏の私鉄、バスなどで使える磁気方式のプリペイドカード「パスネット」が来年3月14日で廃止され、改札機で使えなくなるそうです。

使用途中のカードに対する対応は以下の2通り。
・手数料なしで払い戻し
・ICカード乗車券「PASMO」へのチャージ

発売は1月10日に終了するんですが、自動券売機での切符購入や乗り越し精算は3月14日以降も当分、利用できるようにするといっています。

自分も何枚か持っているので、早めにどうにかしないとまずいですね。でも、パスネットはほんのちょっと前までかなり使われていたのに、なくすのは早すぎなんじゃないかと思います。

定期券を除く改札機の昨年の利用率は4割だったんですが、今年3月から始めたパスモのサービスに押され、利用率は1割弱まで落ち込んでいたという現状からの決定になったんでしょうけど、あのパスネットに書かれている絵柄がすごく好きで、集めていた人も多いと思います。

これからは、PASMOということで味気ない気がしてなりません。

【参考】毎日JP
http://mainichi.jp/select/today/news/20071222k0000m040026000c.html

100人のプール

2007年12月 20日 By: rainbow Category: 環境問題 No Comments →

プール

メトロミニッツというフリーペーパに載っていたとある詩がよくできているので、書いてみたいと思います。

おはなしは、P・ナオタケさん。

いろいろなことがるものでね。
あるプールでね、100人の子供達が遊んでいたの。
プールサイドには、こう注意書きがあってね。
「プールのなかでオシッコしないでね」
これをみた子供達には3通りの反応をしたのね。
70人の子供たちは
「きれいなプールが好きだから」と注意書きの通り、
プールの中でオシッコしたくなったら、
ちゃんとトイレにいったの。
27人の子供は「少しくらいなら」と
プールの中で少しだけオシッコしちゃったの。
3人の子供は「一人くらいなら」とプールの中で、
思う存分オシッコしちゃったの。
プールの中のほとんどの子供たちが、
キレイに遊んでいたんだけどね、
プールの中で遊んでいたのは、
100人のオシッコ臭い子供達だったの。
これはね、ひとりひとりの心がまえについてのたとえ話なの。
地球のCO2排出量を減らす運動のね。

問題は最後に集中していますが、たった一人だけ自分だけならと思う人がいるだけで、すべての人の努力が水の泡になるという例えですね。そかも、壊すのはすごく簡単なこと。

みなさんはどう感じましたか?

【出展】メトロミニッツ No.62

イベリコ豚の森に迫る危機

2007年12月 17日 By: rainbow Category: 環境問題 No Comments →



スペインでイベリコ豚を飼育するエドワルドさん。

この村では、イベリコ豚にドングリ(スペインではベジョータと呼ぶ)を食料として利用しています。このドングリを使った飼育方法をモレタネラといいます。

ドングリが採れる木は樫木ですが、大きくトキワガシとコルクガシの2種類があります。コルクガシとはよく聞くあのコルクのことで、実はドングリですが、木の樹皮をはいで乾かしたものがコルクになります。

スペインはポルトガルについで世界第2位のコルク生産量を誇っています。

このコルクは、1回木からはぐと、9年間ははいではいけません。じっくりと10年の歳月をかけて再生を待つのです。コルクガシは10年経つとそのほとんどが元の姿に戻ることができる、環境への影響を最小限に抑えることができ、人間とコルクの森が共生できるサイクルを形成しているのです。

ところが、最近大きな干ばつがスペイン国内で多発しています。

アントニオ教授によると、スペイン国内の多くの土地で砂漠化が進行しているのです。

主な原因は森林伐採。

近年、コルクの需要が徐々に少なくなり、ワインの栓などはコルクにかわって合成樹脂やガラスといったものが多く使われるようになりました。

その結果、コルクの生産者はコルクよりも、より生産性の高い松の栽培や耕作地に転換する用になってしまい、その結果コルクの森は伐採の危機に瀕しています。

コルクの森を守ろうと立ち上がったのは、スペイン人ではなくドイツ人。森林を買い取って再建への道を模索しています。

春風亭小朝が最後に言っていた言葉が印象的です。

「目が疲れたときに、目に貸しを作ったといいます。人間もいくら自分の土地とはいえ、長い目で見れば地球から借りているのです。そういう意味で地球に貸しを作っているのですから、大切に地球にお返しできる状況にしなければならないのです。

今回特殊なのは、コルクの森を守るためには、コルクを積極的に使うということ。

一様に森を傷つけてはダメというのではなく、森と人間が共生できている状況はそのまま残しつつ、明らかに人間が自然を凌駕する状況を排除するということが大切だと思います。

きっと文明が豊かになる前の時代、人と自然は共生し、先祖の人々はそれを生きる知識として後世に残してきたんですよね。科学やテクノロジーが進んだ今、その頃の知識を現代にマッチする形で復元してあげることが、共生復活へのヒントになるのかもしれません。