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白熱灯全廃?

2008年4月 06日 By: rainbow Category: 環境問題 No Comments →

スーパーや電気屋で売っている白熱灯の電球。

すごく安くて、1個100円位で購入することができます。結構長持ちして、1年くらい使うと突然ぱちんという音がして振ってみるとシャラシャラ音がします。

でも、この白熱灯が廃止になるかもしれません。

甘利明経済産業相は北海道洞爺湖町で開かれた「地球温暖化問題に関する懇談会」で、「平成24年までに家庭用照明の白熱灯を省エネタイプの電球型蛍光灯に総入れ替えしたい」とし、白熱灯を全廃する意向を表明したのです。

では、この入れ替えを検討している電球型蛍光灯とはどういうものでしょうか。白熱電球のソケットにそのまま取り付けることができ、寿命が長いうえに消費電力は約1/4で、電気代も約 1/3 と省エネな電球のことです。ランプ一個の価格は白熱電球に比べると高いのですが、長い目でみるとお得です。白熱電球が平均的に1200時間程度の寿命なのに対して、電球型蛍光灯は10000時間とも言われています。

スーパーなどでは、800円位で売っています。実に8倍くらいなんですが、寿命は8倍以上と長く使うと確かにお得なんですよね。しかもその間の電気代を考えるともっとお得です。

じゃあ、すぐにそっちに変えようという考え方なんだと思いますが、少し横暴な様な気がします。確かにお得なんですが、イニシャルコストが高いというのはその後のランニングコストよりも気になったりしますよね。後でお得だからという理由で、今8倍も高いものを買うことができる人はなかなかいないんじゃないでしょうか。

政府も、エコを推し進めるのは大賛成ですが、消費者が気持ちよく安く買えるような仕組みやコスト削減助成を行った上で、こういった施策を進めて欲しいと思います。

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(2005/10/01)
不明

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ゾマホン汗かき奮闘記 後編 故郷の湖再生プロジェクト

2008年3月 30日 By: rainbow Category: 環境問題 No Comments →

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ビートたけしの付き人であるゾマホン・ルフィンさん。

彼の故郷であるアフリカの国ベナンは今危機に瀕しています。

その原因はゴミの山。

かつてはアフリカのベネチアとして繁栄していましたが、文明化によって分解されないプラスチックゴミが増大し、街中にゴミの山が築かれて行きます。国の中央にあるノコエ湖も汚染が進んでしまい、大量の伝染病の原因となってしまっています。

そんな祖国を救おうとゾマホンさんは、水の救世主島多さんとベナンへ向かいます。

島多さんは湖を浄化する材料としてフジツボつきのカキの殻を使ったカキ殻フィルター工法でノコエ湖を浄化しようとするプロジェクトを提案し、それを町の人に説得するゾマホンさん。

始めは、乗り気でなかった村人も実験の結果、大成功だったことから次第に一致団結していきます。その実験に釘つけになっていた一人がクボスさん。彼の娘は汚い水を飲んでコレラで死んでしまったのです。

ベナン始まって以来の水質浄化プロジェクトが始まりました。ゾマホンさんは、テレビやラジオでボランティアを募りました。

そして当日。

この国にはこのような習慣がないにも関わらず100人の人々が集まったのです。

それぞれの人の積極的な努力によって、みるみるうちにゴミの山が積み重なっていきます。きれいになったあと、カキの殻を積んだ船が到着しました。地元の人が作ったかごの中にカキが入れられていき、とうとうプロジェクトは始まりました。

水の中の生き物が、汚くなった水をきれいにしてくれ、それを地元の人たちがずっと守っていくサイクルを
続けていくことがなりよりも大切なのです。

そのために、ゴミを捨てないよう教育をし、どうすれば処理ができるのかを国民と一緒に考えていき、実施していく必要があります。

このボランティア活動で終わるのではなく、ノコエ湖の再生プロジェクトは今始まったばかりです。今後1年後、2年後にどのようになっていったのか継続的に見ていきたいと思います。

ゾマホン汗かき奮闘記 前編 故郷の湖再生プロジェクト

2008年3月 23日 By: rainbow Category: 環境問題 No Comments →

nokoe.jpgビートたけしの付き人であるゾマホン・ルフィンさん。

彼の故郷は西アフリカ、大西洋に面する国・ベナンです。そのベナンにあるノコエ湖に広がるガンビエ村は、かつては綺麗でアフリカのベネチアとして観光名所となっていました。

それが近年はゴミが山積みになってしまい、水質汚染が進んだ結果、様々な病気が蔓延する過酷な村となってしまいました。

ゾマホンさんは、そんな状況になっている故郷を救おうと立ち上がります。ゾマホンさんが頼りにしたのは、株式会社フジタの島多義彦さん。彼は東京近郊のドブ川を再生した水質浄化の専門家なんです。彼に頼み込んで一緒にベナンに来てもらうことになりました。

ベナンについて2人はその危機を目の当たりにします。街ではゴミが山積みな状態のまま放置されていて、運河にはゴミの上で生活している人たちがたくさんいます。

もともとベナンではゴミと言えば土にかえるものばかりだったため、ゴミ箱に捨てるという習慣がありませんでした。それが近代化によってビニール等が発生しても人々の習慣が変わることはなく同じように捨て続けたことによってゴミが町中に山積みになってしまいました。

ノコエ湖は、このようなゴミと垂れ流された生活排水によって異臭を放つ最悪な環境になっていったのです。この地域の漁も汚染の原因の一つでした。

湖上に木々によって囲いを作って、そこに魚を養殖する手法をとっているのですが、漁が終わった後の木はそのまま放置されていました。それによって水の流れをせき止められ、汚染を進めてしまったのです。

このような汚染によってコレラやマラリアが大発生し、特に免疫力のない幼い子供が犠牲になりました。酸化還元電位という指標を使って調査した結果でもノコエ湖の値は最悪の結果と、科学的にも証明されてしまったのです。

浄化に使うものは現地で簡単に手に入るものでなくてはなりません。島多さんはそのようなものとしてカキの殻を使うことにしました。カキ殻フィルター工法と呼ばれる浄化法です。カキ殻には浄化作用はありませんが、そこについたフジツボたちが浄化作用をもっていて、水をきれいにしてくれます。

設置場所の条件は以下の通り。
・適度な酸素濃度と塩分濃度をもっていること
・1mの水深があること
・集落の汚染の流入している場所であること

浄化は島多さんが責任を持って行うことになりましたが、ゴミを取り除くのはゾマホンさんが村に掛け合う必要があります。ゾマホンさんは街の人々に協力を求めます。

始めは乗り気ではなかった村人も、カキ殻を使った成功実験を見ることによって次第に一致団結していきます。

カキ殻が魅せた奇跡

それは本当に起こすことができるのでしょうか。

次回に期待したいと思います。