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ピンクイルカを呼ぶ少女

2008年6月 23日 By: rainbow Category: 環境問題 1 Comment →



アマゾン最大の支流ネグロ川。そこには群島が多数存在する自然や動植物の宝庫となっています。

このアマゾン川の生態系の頂点に立つのは、ピンクイルカとも呼ばれるアマゾンカワイルカです。これは生きた化石ともいわれる貴重な生物です。

このピンクイルカ、透明度の低いアマゾン川の中ではその姿を見ることはほとんど不可能とされていました。しかし、そのピンクイルカと楽しそうに泳ぐひとりの少女がいます。

ノヴォ・アイロンという場所にある、イルカハウス。そこに勤める看板娘がモニーケ・アルメイダさん、17歳。彼女こそがピンクイルカと戯れることができる少女です。

彼女が、水面をパシャパシャするだけで、多くのピンクイルカ(アマゾンカワイルカ)を呼ぶことができるのです。

世界にはカワイルカが数種類存在します。しかし、それぞれの生存数は極端に少ないのです。
・ヨウスコウカワイルカ: 100頭未満
・ガンジスカワイルカ: 数百頭
・メコンカワイルカ 数百頭

いずれも絶滅寸前まできています。日本にもヒライズミカワイルカというカワイルカがかつて存在していました。

その中にあって、アマゾンカワイルカだけが数万頭規模で存在している。その秘密はこのネグロ川の色にありました。ネグロとは現地の言葉で黒いという事からも分かるように、川の色が茶褐色なんです。この理由は、浸水林から落ちる落ち葉からしみ出すタンニンが水中で溶け出したことによります。これがイルカたちの発見を防止してきたのです。

ところが、近年ピンクイルカに3つの危機が押し寄せています。

<危機1>密猟者
この付近での密猟者が後を絶たなくなり、彼らが仕掛ける張り巡らされた網によってピンクイルカたちが深く傷つき障害を負ってしまっているのです。密猟者をIBAMAの担当者も監視をしているのですが、広大な土地を回る人数も限られ、とても間に合わない状況です。

<危機2>迷信
イルカには様々な魔力があるという迷信をアマゾンの人々は未だに信じているというのです。イルカの目は財布に入れておくとお金持ちになれる等のイルカの部分によって多くの迷信が存在します。このバカげた迷信によって、イルカたちがいとも簡単に殺されてしまう現実にモニーケさんは嘆きます。

<危機3>ダム建設
近年、アマゾン川支の流にダム建設に許可が下りました。川がせき止められることによって、イルカたちの繁殖に大切な場所がダム建設によってなくなってしまうのです。通常、イルカたちは雨期になると浸水林になった広い場所で思い思いの行動をし、乾期になって川の水が少なくなる頃、集まってきたイルカ同士で繁殖を行うサイクルがあります。しかし、ダム建設によって、浸水林は浸水したままになってしまうため、繁殖行動が行われなくなってしまうのです。

このような危機に対して、それぞれの立場で必死にイルカ達を守ろうと必死に戦っています。イルカハウスでは今日も多くの人々にイルカは魔物じゃないと訴え続けます。しかし、迷信だけでなくもっと大きな力の中でモニーケさんができる範囲は限られています。

人間の営みは、そこにある生態系を守りつつ共存共栄していくのが基本です。それぞれの国で、経済状況、環境問題、問題意識の差異はあるにせよ、問題だということを世界レベルで訴えていくことでイルカを守ることはできないものなんでしょうか。

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オール電化はエコじゃない?

2008年6月 19日 By: rainbow Category: 環境問題 No Comments →



以前のブログで、環境省が提示しているウォームビズの効果をしっかりとすべきだということを書いた際に、エネルギー関連の企業にお勤めの方から以下のようなコメントを頂きました。

(夕陽さんのコメント)
空調の温度設定で削減可能なCO2の量なんてとても限定的なものです。政府の役人が机上で概算した数字なんて気休め程度でしかありません。

日本が電力=火力発電に頼る国家である以上、国際的に約束した数字である二酸化炭素排出量削減目標(京都議定書による)は100%達成不可能です。もっと根本的な解決策が必要です。

オール電化で二酸化炭素が削減できるなんて考えの日本政府の考察は実に馬鹿馬鹿しい。発電所で作られた電力の約7割が家庭に届くまでの電線供給過程で空気放出されるのですから。

実態を知らずに電力会社とその献金を受ける政治家(政府)の情報に国民が踊らされている以上、二酸化炭素の削減など机上の空論に過ぎないのです。

目から鱗が落ちるような素晴らしいコメントだと思いました。さらに今月のサイゾーにもそれを裏付けるような記事が載っています。

論点は大きく2つあります。一つは、オール電化はエコではなく逆にCO2を多く排出していること。もう一つは、電力の消費の大部分は企業によるもので、そこにはほとんど省エネ対策がとられていないこと。

■オール電化はエコじゃない?■
オール電化で、夜間に増えた分の電力需要は、発電時にCO2を排出しない、原子力や水力も含めた発電で賄われるという言い方をされていますが、実は火力発電で賄われているそうです。

原子力発電は、ベースの電力と呼ばれ常に一定の割合で発電されているのに対して、時間帯によって増減する部分の発電は火力発電によって賄われるそうです。

なので、夜間にオール電化住宅等で消費される増加電力を賄うのは火力発電ということになるので、オール電化住宅のCO2の排出量を計算する時は、火力発電単独で計算する必要があるとしています。

火力単独で計算すると、オール電化によって、家庭で抑えられるCO2の排出量を上回る量のCO2が、発電時に排出されることになるのです。

■大企業の省エネ対策が遅れている?■
家庭のCO2排出量は全体の5分の1程度で、大半は産業だと言います。でも、大口の顧客である産業界からの圧力があるので、家庭に一生懸命節約するようにと目が向けられているそうです。

企業はコストがかかるものについてその効果をシビアに見ます。電気料金については基本料金が高くて単価が一定で使うほど割安になるため、省エネするメリットが少ないといいます。

みんな省エネ製品を導入すれば、それだけでCO2排出量を約4割減らすことができ、仮に3割でも減らせば、それだけで京都議定書をクリアできるというのですから、いかにスケールメリットがあるかがわかります。

このように削減する際には、規模の大きいところから削減することによって全体的に大きな効果を得ることができます。

上記の計算や考え方が全て正しいとは思いませんし、違った考え方もあると思います。また、各家庭レベルで省エネの取り組みを行うことによって、社会全体の動きを加速させることもできることから、自分たちも省エネについて継続的に取り組んで行く必要があります。

ただし、日本が約60%を火力発電に頼っているという事実もあります。それは原料となる化石燃料が安く手に入ることから、導入してしまっている背景があることも忘れてはいけません。

諸外国をみると、環境先進国であるドイツは風力発電や太陽光発電の推進が強力にすすめれていて、個人による電力売買といったメリットを享受しようと、国民が一斉に太陽光パネルを設置していると言います。

こうした状況に対して、ただ単純にオール電化=エコと考えるのではなく、その裏にある隠された事実をしっかりと見つめ直し、どうするべきなのかを考えるいい機会にはなったと思います。

【参考】サイゾー6月号

「足元から地球温暖化を考える市民ネット・えどがわ(足温ネット)」代表
田中優氏コメントより一部引用

エネルギーはベストミックスで オール電化の「不都合な真実」 (諏訪書房新書)
(2008/05/10)
中川 順一長澤 耕一

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インカの秘薬が地球を救う

2008年6月 15日 By: rainbow Category: 環境問題 No Comments →



南米ボリビア、アンデス山脈で代々、独特な治療法を口承で受け継いできた伝統的な医者“カヤワヤ”。彼らの先祖は、はるかインカ時代まで遡り、赤いポンチョをまとっています。

その一人であるオルティスさん。彼の住むチャラサニという街は、古くからカヤワヤが住む街として知られています。

この街は3種類の気候が存在し、それによって200種類を超える豊富な生命力の強い薬草が育っているといった地の利があるのです。雨季から乾季に入る4?5月には、アンデスの豊かな植生から得る薬草を収穫しながら、病気やけがを治療して回ります。まさに大地は大切な薬箱なのです。

カヤワヤは病気や傷が完治するまで報酬を受け取ることはしません。また、その報酬も予め決められているわけではなく、患者が払える分だけ。

科学的な研究が進み、現代医学からも注目されるようになりました。カヤワヤが日常的に使っているエバンタの樹皮が、リーシュマニア症という皮膚が溶けてしまう難病にきくかもしれないとして、現在懸命に研究が行われています。これによって、150万人の命を救うことができるとされています。

しかし、カヤワヤの命ともいえる薬草が近年次々と枯れ始めていました。

それは、気候の変化が原因とオルティスさんは言います。豪雨による被害、干ばつといった近年南米を襲う気候変動による被害が薬草にも及んでいるのです。オルティスさんの息子、ホセくんの時代には薬草はないかもしれない。人間が地球に大きな負荷をかけている。カヤワヤは大地に祈り続けます。

100年後200年後を生きる人たちのために、自分たちが今何をできるか考えなくてはいけないとオルティスさんは言います。

大地と人間の関係がきしみ始めているいま、彼らの教えを今こそ後世に残していく必要があるのかもしれません。

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