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海岸に打ち寄せるゴミの国籍

2009年4月 07日 By: rainbow Category: 環境問題 No Comments →

皆さんはゴミだらけになった砂浜を見たことがありますか?

昆布や木材といった自然物とともに実に多くのプラスチックゴミが巻き付きながら転がっている様子を見ると何ともいたたまれない気分になります。

すでにテレビニュースでもやっていたりするのですが、それらの漂流ゴミはどこから着たものかというと、ハングル表記があるなど海外からのごみが注目され取りざたされていたりします。自分も今まで日本の海にたどり着くゴミのほとんどは海外からやってきたものだとばかり思っていました。

ところが、海岸に漂着するごみの実態を環境省が全国11カ所で調べたところ、流れ着いたペットボトルの半分以上は国内からだったことがわかりました。

調査は07?08年に被害が大きい7県で実施したのですが、山形県酒田市では4.5キロの海岸に年間200トン、長崎県対馬市では250メートルの範囲に年間6トンものゴミが漂着している模様です。

その中で対馬市では、中国からと特定できたペットボトルが31%、韓国12%、日本19%、台湾12%となっていて、沖縄県の石垣島でも海外からが多数を占めたが、日本海側の酒田市や福井県坂井市、石川県羽咋市では、国内のごみが4?5割で、太平洋側の三重県鳥羽市、内湾の熊本県上天草市では8割を占めた。

このように場所にもよるのですが、ごみの半分以上は国内で出ていると考えることができます。まずは他の国を疑う前に自分の国の対策を強化する必要があるのです。

自分たちが知らずのうちに汚してしまっている海なのですから、それを拾うのも自分たちが行わないといけません。今回このように明確に数値として結果が分かったことで、きれいな砂浜を守る自分たちの役割がより明確化したのではないでしょうか。

【参考】asahi.com
http://www.asahi.com/eco/TKY200902270391.html

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ケータイがゴリラを救う

2009年3月 31日 By: rainbow Category: 環境問題 No Comments →

ゴリラ

赤道直下にあるアフリカのルワンダには豊かな密林が広がっています。その密林に分け入るのは欧米から来た観光客。彼らの目当てはマウンテンゴリラです。野生のマウンテンゴリラが700頭ほど生息していて、間近で見ることができるのは世界でもこの場所だけとあって、年間4万人以上の見学者が訪れます。ゴリラに近づけるのは7mの距離までと決められているのですが、じっとしていれば向こうから近づいていることもあります。このゴリラ観光は午前中の1時間だけにも関わらず一人5万円もします。見学者はこれで貴重な体験ができるなら安いものだと喜んでいるのですから、いかに価値があるものかがわかります。

このルワンダも森を一躍有名にしたのが、ダイアン・フォッシー博士です。しかし1985年、彼女はこの森で何者かに殺されてしまいました。密猟者によるものだといわれるように、この森には今も子供のゴリラを中心に密漁が後を絶えない状況が続いています。密漁を防ぐべく監視レンジャーたちがいつも森をパトロールしています。その監視レンジャーの一人であるフランソワさん。彼の生活を劇的に変えたのが1台の携帯電話でした。そこで携帯電話が人々の生活にどのように変化をもたらしたのか、そしてその携帯電話が森に住むゴリラをどのように守っているのかを紹介します。

■ビレッジフォン・プロジェクトとは
首都キガリにある携帯電話会社「MTNルワンダ」では、数年前から貧しい人に携帯を普及させるプロジェクトを発足させました。それは、ビレッジフォン・プロジェクト(村の電話)と呼ばれています。このプロジェクトの概要は以下の通り。

?人々は、無担保でお金を借りることができる
?借りたお金で携帯を購入する。値段は給料2ヶ月分程度
?携帯事業者は全国どこでも携帯電話を使えるようにネットワークを張り巡らせる

ケータイによって貧しさから脱出できると担当者は説明しています。

■生活が激変するケータイ
とある村の一人の女性は携帯電話を使うことによって、これまで業者から安値で買いたたかれていたトウモロコシの現在の相場情報を入手することができるようになり、その結果適正な価格でトウモロコシを売ることができるようになりました。これによって収入は劇的に増加したのです。

他の村のビレッジフォンは、公衆電話として使われていました。毎日80人程度の利用者が訪れ携帯電話で話をします。ビレッジフォンの所有者は20歳の青年なのですが、ビレッジフォンで儲けるつもりはありません。そこにはひとつの秘密がありました。

ルワンダの村の共通点は多くの子供が孤児であること。1990年から1994年にかけておこった内戦で、100日間でおよそ100万人が虐殺された過去があります。その結果、今でも貧困に喘ぐ人々や孤児がたくさんいるのです。青年はこういった人たちの生活を少しでもよくしようと奮闘し資産家から寄付金の交渉を行い資金を集め、この資金によって子供達の最低限の文房具を取りそろる努力をしているのです。

このようにケータイを使って、様々な情報を入手することができ、それによって村の生活は少しずつ豊かになりつつあります。1台のケータイは貧しい村を変えようとしていました。

■ケータイはゴリラ保護へ
このケータイがゴリラの保護にも一役買っていました。早速携帯を利用して保護活動を開始します。こんな森の中でも電波が入ります。監視レンジャーは日々の監視状況を国立公園を管理する本部に電話します。その情報を本部は集約し、不審な情報を得るとそこへ監視レンジャーの多くを投入し事態を収束させるのです。今やゴリラは携帯ネットワークによって守られているのです。

■ケータイが抱える新たな問題
これで安心と思いきや、今もゴリラは殺され続けています。なぜでしょうか。皮肉なことにそれは救世主となるはずのケータイが原因だったのです。

国際ゴリラ保護計画のオーガスチン・バサボゼさんは見せてくれたのが、手がもげてしまったゴリラでした。多くのゴリラがコルタンのせいで殺されているのです。このコルタン(製品名はタンタル)の埋蔵量のおよそ80%がコンゴにあるといわれています。精製されると高値で売られそれが携帯の基盤にも使われます。貧しい人々がコルタンを得ようと森の木を伐採するなどし、ゴリラの住む環境を破壊しているという事実があるのです。

森を守る方が将来子供にとっても利益のある仕事になると監視レンジャーのフランソワさん村人へ訴えます。奪うよりも守ることを選ぶことは自分たちを守ることにもつながるとフランソワさん。目先の暮らしで頭がいっぱいな村人にフランソワさんは、連邦の公園事務所と掛け合い森を守る仕事を引き受けました。少しずつ努力は実を結びつつあります。

自分たちにできることは何かないでしょうか、まずできることとして、コルタンの消費を抑えることが挙げられます。そのためには自分たちが使っている携帯電話を大切に使い続けることが大切です。リサイクル網を整備することも大切でしょう。携帯電話のリサイクル率は、現在20%程度。それを最低でも50%に引き上げてあげることによって、新規に掘り起さなければならない量を抑えることができるでしょう。このような地道な努力はゴリラを守ることにもつながるのです。

【参考】素敵な宇宙船地球号 3月29日


TVで紹介【エコグッズ/ecoグッズ/リサイクル雑貨】【携帯ホルダー&携帯ケース】ZEROリユースタ…

これからの時代は「もえる」ゴミ袋

2009年3月 29日 By: rainbow Category: 環境問題 No Comments →

九段さくや

題名だけみると、当たり前ことを言っているように見えるかもしれません。燃えるゴミ袋でないと焼却処分することはできませんし、ビニール製のゴミ袋が燃えないというのはあまり想像することができません。

しかし今回皆さんに紹介したいのは、燃えるではなく「萌える」ゴミ袋です。今秋葉原ではこの萌えるゴミ袋が密かな話題になっています。この「萌えるゴミぶくろ」は、千代田区在住の学生プロジェクトチーム「K-307」が期間限定で発売するもので、秋葉原ダイビル前で3月28日と29日に売り出されるものになります。

秋葉原らしく、「萌えるゴミぶくろ」には入学式前を思わせる桜とオリジナルキャラクター「九段さくや」がプリントされています。この九段さくやは「築茂神社の神主の孫娘で、高校に入学したばかりの15歳」という設定で、千代田区観光協会も全面的に協力していて靖国神社でもこのゴミ袋が売り出されるそうです。

さらに今後の展開として、九段さくやを中心に千代田区を舞台にしたストーリーをウェブで展開することにもなっているそうで、新たな千代田区キャラクターが登場する可能性もあります。

常々「萌え系」に対して注目してきた自分としては、このゴミ袋は本当に目の付け所がいいと感心しました。以前のブログで、米の袋に萌え系イラストを採用したところ、これまで米を購入したこともないような人たちまで殺到した話を紹介しました。このように萌え系は新たな客層をつかむ最大のビジネスチャンスなのです。萌え系とコラボレートすることによって、需要を高める仕組みはまだまだ他にも考えられるでしょう。

なお、今回の「萌えるゴミぶくろ」の収益の一部がさくら基金に寄付し桜の植樹などに使用されるということから、萌え系オタだけでなく一般の方にも理解を得やすい形にしている点も、今回の施策のすばらしい一面をみることができます。今後、役所のキャラクターとして様々なところで次々と萌え系が登場するかもしれません。そうなったときあなたはキャラクターを愛することができますか?

【参考】アキバ経済新聞
http://akiba.keizai.biz/headline/1402/


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