西郷どん 第11回「斉彬暗殺」
政治の世界では一橋慶喜を擁立しようとする福井藩や薩摩藩などの動きが加速する一方で、それに対して明確に嫌悪感を示す井伊直弼たちがいました。今回は井伊直弼を初めとする斉彬に恨みを持っている人たちが中心となります。
その急先鋒としてやり玉に挙がるのが由羅と斉興というこのドラマでは名物となった夫婦でした。斉彬やその子供に不幸な事が起こるやいなや吉之助はこの2人に元を訪れて抗議をはかろうとします。
しかし、明確な根拠もない中、元藩主に疑義をつきつけるというのはさすがにやりすぎでしょう。命の危険すらあったかもしれません。もう少し追いつめたあとに行った方が良かったのかなと改めて思います。
しかし、今回の内容で若干怪しいのがこの由羅と斉興以外に明確に斉彬の命を狙おうとするものが見えないことです。井伊直弼の配下の者は品川宿で慶喜の行動をつぶさに観察はしていますが、そこまでの行動を起こしていません。今後暗躍する暗殺者の行動が気になるところです。
そして、今回は橋本左内と吉之助の関係でしょう。慶喜を含めた良い感じの3人組が形成されつつあり、雰囲気もなかなか楽しげです。いつの間にかヒー様としてフレンドリー感たっぷりな慶喜を含めた3人がどのような濃密な関係を構築していくのか楽しみにしたいと思います。
■紀行■
・東京都目黒区
目黒不動尊 瀧泉寺
JR「五反田」からバス「目黒不動尊」下車すぐ