西郷どん 第8回「不吉な嫁」
今回のメインはなんといっても吉之助の嫁の須賀でしょう。嫁いできてから西郷家には不幸が重なり、周囲からも不吉な嫁と言われ肩身の狭い思いをしてきました。さらに、吉之助が江戸に行くことになったことに対して家系が苦しいといった状況を家の中で訴え若干孤立することになってしまいます。結果的には、大久保正助たちの支援もあって、江戸に行くためのお金がなんとかたまるのですが、それでも須賀としては西郷家に居場所はなかったのでしょう。
離縁することになって、後に語っていますが吉之助は優しすぎてしまい、結果的に自分が吉之助を束縛してしまうかもしれない。だから、吉之助には自由でいてもらいたいがために自分が厳しい口調で身をひく決意をしたといいます。ということは、吉之助にとってもこの離縁はきっと今後にとってマイナスな面だけではないということなのでしょう。
さて次回は、いよいよ江戸に向かう吉之助。斉彬と共に世の中を少しずつではありますが動かしていくのではないかと思います。正助の熱い思いも今回聞けたことから、こうした人々がどのように薩摩から飛び出していくのか楽しみにしたいと思います。
■紀行■
・神奈川県横須賀市
ペリー公園
JR「久里浜」からバス「ペリー記念碑」下車すぐ
・神奈川県横浜市
たまくすの木(横浜開港資料館)
JR「関内」下車 徒歩15分