あしたまにあーな

毎日の生活に ほんのちょっとのうるおいが 届きますように


あしたまにあーな > ドラマ > 2018年_西郷どん


西郷どん 第14回「慶喜の本気」

2018年4月 15日 By: rainbow Category: 2018年_西郷どん No Comments →

その昔、大河ドラマ篤姫の中で堺雅人さんはハリスがやってくる際に自分が立ち位置として上にいるのだといくことを示すために何段もの畳を積み重ね、その上においた椅子に座ることにしました。今回の家定役の又吉直樹さんも同じような雰囲気の中でハリスに謁見しますが、彼はさらにうつけ者であることを強調していましたね。

今回のドラマの主人公が西郷であることを考えると大奥や家定といった将軍家に関する描写が少ないのは仕方のないことなのかもしれませんが、過去の同様の場面を見ておいて違った角度でみれてよかったなと思います。過去のドラマを含めて継続して大河ドラマを見ることの大切さを教えてもらった気がしました。

西郷に目を向けると、必死に一橋慶喜を将軍にしようという画策を橋本左内と共に行っていました。慶喜がいかに有能な人物かを書物にすることがどこまで効果を生んだのかは分かりませんが、井伊直弼が放った刺客を西郷が殺めてしまったことをきっかけにして、慶喜は将軍になる決心をすることになります。佐野史郎さん演じる井伊直弼のところには、井伊直政が身につけたと言われる赤い武具が並んでいて、直虎を思い出してしまいました。ここでも過去のドラマが頭をよぎります。

さて次回は、家定の身になにが起こり、それによって時代が進んでいきます。その中で西郷がどのように時代に翻弄されていくのか楽しみにしたいと思います。

■紀行■
・茨城県水戸市
 弘道館
 JR「水戸」下車 徒歩8分


NHK大河ドラマ「西郷どん」オリジナル・サウンドトラックI 音楽:富貴晴美

西郷どん 第13回「変わらない友」

2018年4月 08日 By: rainbow Category: 2018年_西郷どん No Comments →

前回は、働き方改革の影響でお休みになってしまった本編も無事に再開し、篤姫が江戸城へと輿入れを果たします。いつぞやの大河ドラマではこの輿入れを成功させるために西郷が準備に奔走している様子が描かれていましたが、今回はかなりあっさりした雰囲気で終わってしまいます。

おそらく、彼を描く上でそこまで時間をかけるべきでないということなのかもしれません。その延長線上で渡辺謙さんが演じる斉彬が吉之助に対して、彼にしてはめずらしい薩摩言葉「おやっとさぁ」とねぎらった場面も、先ほどの力のいれ具合を考えると軽くなってしまったのが少々残念なところではあります。

そんな吉之助は薩摩に戻り周囲との壁を感じてしまうことになります。その筆頭が正助でしょう。密命をになっている吉之助が話せることはほとんどない状況に対して、正助は吉之助は遠い存在になってしまったと嘆きます。さらに、西郷家も困窮を極めていて、これで再度江戸に出立することになると家族の生計はどうなってしまうのか、ドラマでは触れられていませんでしたが心配になってしまいます。

結果的には、正助の新妻から江戸行きを勧められ吉之助と共に薩摩をあとにすることになります。この辺りは翔ぶが如くで西田敏行さんと鹿賀丈史さんが、海でジャンプする場面が脳裏をよぎった人も多いのではないでしょうか。外界に飛び出した2人がどのように活躍していくのか楽しみにしたいと思います。

■紀行■
・京都府京都市
 清水寺成就院
 JR「京都」からバス「五条坂」下車徒歩10分


NHK大河ドラマ「西郷どん」オリジナル・サウンドトラックI 音楽:富貴晴美

西郷どん 第12回「運の強き姫君」

2018年3月 25日 By: rainbow Category: 2018年_西郷どん No Comments →

将軍家への輿入れが決まらない篤姫に対して周囲も焦りが出てきます。最もその雰囲気を醸し出しているのが幾島でしょう。南野陽子さんの台詞「ひかえよ」という言葉が耳から離れずにやみつきになってしまいそうなくらいイライラしているのでしょう。

そのモヤモヤ感を打破したのもまた幾島でした。本寿院に対して直接交渉を試みて見事成功させます。本寿院というと数年前の篤姫で熱演をされた高畑淳子さんというイメージがどうしても頭から離れないのですが、今回は泉ピン子さん。渡る世間は鬼ばかりのイメージを必死に頭から追い出そうとしている間に、登場シーンは去って行きました。今後北川景子さんとの良い感じのバトルが展開されていくことでしょう。

そんな篤姫と吉之助の関係が今回最も濃く出たのが大地震の際の救出劇の場面でしょう。自分が悲しい宿命を背負って幸せを得ることができないかもしれないという状況から逃れたいと思う人間味溢れる場面ですが、きっとこれ以降篤姫はこういった本心を語る場面はそんな出てこないのでしょう。そんな意味でも今回のシーンは裏に秘められた吉之助と篤姫の心の結びつきを把握できるチャンスだったといえると思います。

次回は、吉之助が久しぶりに薩摩に戻って正助との再会となるのですが、プラスとなるかマイナスとなってしまうのか楽しみにしたいと思います。

■紀行■
・東京都千代田区/文京区
 小石川後楽園
 JR「飯田橋」下車 徒歩8分


NHK大河ドラマ「西郷どん」オリジナル・サウンドトラックI 音楽:富貴晴美