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おんな城主直虎 第13回「城主はつらいよ」

2017年4月 02日 By: rainbow Category: 2017年_おんな城主直虎 No Comments →

どこか国民的映画をぱくったのではないかと思わせる題名ですが、出だしから完全に家臣に反発され、虎松の後見という立場でありながら、その母親であるしのとの関係は最悪という、人間関係で始まった井伊の当主という立場。

しかし物語の描き方として、直虎に風がいつか吹くのではないかと思わせる演出が数多くされていることが分かります。例えば今回強いインパクトで登場した瀬戸方久からは、お金が集まるところに人心は集まるのだから、見返してやろうという励ましを受け、元気をもらうシーンがあります。

また、政治に関しても、寿桂尼が書いたとされる仮名目録を和尚からGETし、それを読み込むシーンが登場します。この辺りでも、いつかこの知識が華開くのだろうな思わせてくれます。今のところ、民衆に安請け合いをしてその結果約束を反故にしてしまい、結果的に信頼を失ってはいますが、それでも、農民からの年貢によって自分たちは生かされていて、その人々を無視することはできないということに気がつくあたりは、その片鱗をみることができるでしょう。

まだ次回はそこまでは行かないかもしれませんが、これまで味方だと思っていた政次が完全に今川側にいってしまい、心のつながりさえもなくなってしまった関係の中で、直虎が頼れる数少ないメンバーを中心に話は進んでいくのだろうなと思います。

■直虎紀行■
愛知県新城市
 - 満光寺

おんな城主直虎 第12回「おんな城主直虎」

2017年3月 26日 By: rainbow Category: 2017年_おんな城主直虎 No Comments →

ドラマのタイトルと同じとなった今回、物語の始まりは直親が今川勢に襲われて亡くなるところから始まります。今川家が桶狭間の戦い以降歴史上では滅亡したと思ってきたのですが、このように今川氏真の代になってまだ力を維持しようと躍起になっていたという事実に驚かされるとともに、完全にその大きな流れに翻弄されている井伊家の人々を見るとなんだか胸が苦しくなってしまいます。

そして、そんな今川の参謀役のような形になっていた政次が、危機を迎えた井伊に戻ってきます。次郎法師と久しぶりに再会した政次は、以前のような親しみやすい雰囲気ではなく冷酷な表情を浮かべる人間になってしまっていました。これが父親の言うところの「私と同じ人生を歩むことになる」というものだったのでしょうか。

後見役になるためにやって来た政次に待ったをかけた次郎。名前を直虎と名乗って自分が井伊の当主になると宣言します。これまでの常識からは完全に外れているだけに、今後これに反発する人が続出することだと思います。その中でも南渓和尚がいっていたように逆境に立ち向かえる力をもっているということなので、そういった困難をどのように乗り越えていくのか楽しみにしたいと思います。

■直虎紀行■
静岡県掛川市
 - 掛川古城

おんな城主直虎 第11回「さらば愛しき人よ」

2017年3月 20日 By: rainbow Category: 2017年_おんな城主直虎 No Comments →

松平元康を初め、次々と今川から去ろうとするものが現れる状況に、初めはどうしようもないと肩を落としていた氏真ですが、寿桂尼がそういうものはやっておしまい、というキツイ助言をしたことによって、井伊家に大きな試練がやって来ます。

それまでは、直親、政次、次郎法師の3人にはまるで昔の時のような笑顔が降り注いでいたのですが、今川家の罠にひっかかってしまった直親は、後日駿府に呼び出しを食らってしまいます。それにしても今川の陰湿な行動は、見ていてもやもやします。忠誠度が下がった状況を恐怖政治によって締め付けることで維持しようとする姿は、どこかで聞いたことがある状況ではあるのですが。。。

次回はおそらく直親、政次との微笑ましい雰囲気は戻ってくることはないでしょう。その中で今回の大河ドラマの主題と同一のタイトルが付く次回の内容が、物語全体の中で最も重要な役割を果たす場面の1つになることは間違いないでしょう。その内容を楽しみにしたいと思います。

■直虎紀行■
静岡県御前崎市
 - 左馬武神社