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花燃ゆ 第32回「大逆転!」

2015年8月 09日 By: rainbow Category: 2015年_花燃ゆ No Comments →

高杉の快進撃が次第に長州全体を巻き込む内戦に発展していきます。こういう場面は見ていて本当に気持ちいいですね。椋梨も長州のことを思っているのですが、世の中の状況や民衆に強引に弾圧を加えてしまったことによって、逆に追い込まれる状況になっていきます。

椋梨の考え方も決して誤っているわけではなく、幕府に恭順の意を示すことによって長州を守るのだという考え方は一理あるのだと思います。その政治の進め方に問題があったのだと後になって見ると感じます。伊藤や小田村、前原といった後に政府の要職に就く人々も、きっとこういった出来事を通じて学ぶものが大きかったのではないでしょうか。

その一方で、美和は着実に銀姫の側近としての地位を高めていき、徐々にその権力が大きくなっていっていて、かつての江のように直接政治を動かしたり、主君にモノを申すようになっていくのではないかと危惧をしています。もちろん、それが史実にのっとったものであればいいのですが。今回は、銀姫のおつきの人物の人選を手動になって行い、その中で高杉の妻を採用していたりもしていて、権力の大きさを改めて感じました。

次回の予告を見ると、美和は毛利敬親に対する兄の梅太郎の謁見を認めさせます。ここから徐々に表の政治の舞台に不自然に入り込んでくるようだと、視聴者としては違和感を覚えていくと思っています。そのあたりのさじ加減が難しいところですが、高杉を中心にどのような展開になるのか楽しみにしたいと思います。

◆花燃ゆ紀行◆
山口県下関市
 - 功山寺

山口県美祢市
 - 金麗社

花燃ゆ 第31回「命がけの伝言」

2015年8月 02日 By: rainbow Category: 2015年_花燃ゆ No Comments →

やはり表舞台が主題になってくると物語に骨ができるというか、見ていてワクワクしてきます。今回は椋梨が藩政を握り幕府に恭順の姿勢を見せることが至上命題となっていたことから、改革派である小田村、高杉などは粛正の対象となっていきます。理想を描いてきたこれらの人々にとって、これまでにないほどの逆風の嵐が吹き荒れるなか、やはり突破口を切り開いたのは高杉でした。

しかしおもうのは、この時代の有名人は一つ間違えれば死に直結するところをギリギリのところでかいくぐり、偉業をなしていること。同じ時期に仲間として活躍した人や日本の今後を思って行動していた人であっても、命を落としてしまった人ももの凄く多くいて、そういった人々の生き様を知ることができるのも大河ドラマの魅力の一つだと思います。

そんななか、奥の世界でも美和が着実に自分の地位を築き始め銀姫のおつきとして頭角を現していきます。そんな姿を快く思わない人は必ずいて、日出もその1人でした。演じている江口のりこさんがベストマッチで、厳しい目線が良い感じに雰囲気を出しています。今回、椋梨に小田村の助命を嘆願したことで立ち位置が微妙になりますが、おそらく次回以降復帰するものとみられます。

次回の題名は「大逆転!」なので、きっと小田村、高杉、美和たちに風が吹いてくると思いますが、その裏で失敗したり命を落とした人の思いを知ることができればいいなと思います。

◆花燃ゆ紀行◆
福岡県福岡市
 - 平尾山荘

山口県柳井市
 - 赤禰武人屋敷跡

花燃ゆ 第30回「お世継ぎ騒動」

2015年7月 26日 By: rainbow Category: 2015年_花燃ゆ No Comments →

奥編も話を見ているうちに段々と美和が奥女中という身でありながら、奥の世界ナンバーワンである都美姫、ナンバー2である銀姫のみならず、園山に対しても自己主張を通していく姿が当たり前のように見えてきました。実際問題としてここまで言える人はいないでしょうし、一度は解雇宣言もうけたところをギリギリのところを銀姫に救われるという場面もありました。

この辺りの奥の状況が緊迫感を持ち始めたのは、椋梨による長州藩内の締め付けによるところが大きいでしょう。日に日に恐ろしさを増していき、高杉晋作を追いかける状況は見ているこっちもドキドキしてしまうほど。しかも微妙に将棋をしながらにやにやしていたり、内藤剛志さんもにくい演技をするなと改めて感心してしまいます。

次回からは、その椋梨の藩内の引き締めが激しさを増し、とうとう小田村にまで矛先が向かうということなので、どのようにその状況を乗り越えていくのか楽しみにしたいと思います。

◆花燃ゆ紀行◆
山口県山口市
 - 山口大神宮