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花燃ゆ 第5回「志の果て」

2015年2月 01日 By: rainbow Category: 2015年_花燃ゆ No Comments →

前回、文が宣言した兄を守るという言葉が実際に今回からどのように動き出すのか気になっていたのですが、今回は目立った動きがないばかりか、逆に寅次郎を野山獄で追いつめていました。野山獄と岩倉獄とではまったく環境が異なり、文字通り牢獄そのものなのが岩倉獄で、この中に入れられた金子重輔はやがて病にかかってしまい、寅次郎を思いながら亡くなってしまいます。

一方で、野山獄はそこまで劣悪な環境ではなく、自由に言動をすることができるという点では恵まれた環境といえるでしょう。さらにそこに捕らわれている人も極悪人というよりは、なにか芯を持った人々という感じ。獄司もあまり厳しいことを言わないのもこういう雰囲気を醸し出しているのでしょう。

NHKのサイトを見ると登場人物のなかで「野山獄」というジャンルが存在していることから、これからどんどん個性的な人物が登場してくるのでしょう。早速今回存在感を出しまくっていたのが富永有隣を演じる本田博太郎さん。人間は生きて、腐って、呪うものだと悟っていて、それを寅次郎に語ります。強烈なデビューとなりました。

表舞台では桂小五郎や西郷吉之助、井伊直弼などが登場し始め、寅次郎に影響を受けながら歴史を動かしていくような流れが形成されています。若干次回以降どのような話の流れになるのか見当がつかないのですが、手探り状態で次回も見てみたいと思います。

◆花燃ゆ紀行◆
山口県萩市
 - 岩倉獄跡

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花燃ゆ 第4回「生きてつかあさい」

2015年1月 25日 By: rainbow Category: 2015年_花燃ゆ No Comments →

黒船に乗り込んでしまった寅次郎が捕まるのですが、前半はそのことの顛末が詳細に綴られていきます。黒船に乗り込むことまでは成功したのですが、相手からこのままアメリカへ連れて行くことは、条約違反になるのでできないと断られてしまいます。

結果、海岸で悔し泣きをする寅次郎。この後どうやって捕らえられたかは謎ですが、獄中で興味深く寅次郎の話を聞きたがるスキンヘッドの人物がいたのですが、この人の詳細も不明なまま。この後この人が何らかの形で登場してくれるといいなと思います。

そんな無茶をしていた寅次郎に翻弄される長州の家族達ですが、今回とうとうおやじさんとのやりとりのなかで文という人物の方向性が指し示されます。それは、野山獄にいれられ、これから世界との関係を絶たれてしまう寅次郎に代わり、世の中の見聞をしっかりと伝えるという伝令役になるということ。そのために自分も勉学に励むこと。

それらを父親から求められやがて自分もそうしなければならないと強く自覚するようになります。おそらくこれから先、文はこの出来事を通じて人間としてより強くなって行くのだろうと感じさせる内容となりました。徐々に面白いと思えるきっかけがつかめるようになって来たのが今回の最大の収穫だと思います。

◆花燃ゆ紀行◆
静岡県下田市
 - 吉田松陰寓寄処

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花燃ゆ 第3回「ついてない男」

2015年1月 18日 By: rainbow Category: 2015年_花燃ゆ No Comments →

物語は前回小田村家に嫁に行った寿がなかなか伊之助に相手にされないというところから始まります。初回から3回のなかでこの寿という人物の登場回数がもの凄く多いのですが、何かのフラグなのかなと思って見ているのですが、まだ分からないでいます。というよりも、そもそも寿はどんな人なのだろうというところから始まるので、色々想像することもままならず見ていて少々ストレスに感じてしまいます。

登場する人物のなかで有名人に着目するほかに楽しみ方がないのが現状ですが、今回登場したのが久坂玄瑞です。なんだか自分の生まれ育ちに関して自暴自棄になっていておみくじも凶しか出ないことで、自分はどうなってもいいのだと思っていた矢先に文に出会います。久坂玄瑞ってそういう人物だったのでしょうか。

時代考証されているとは思うので、全く違うと言うことはないと思いますが、文によって性格が変わっていったというのは無理があるのではないかと思ってしまいます。今回の久坂玄瑞はあくまで初お目見え程度であり、おそらく次回から準主役的になっていくのではないかと思います。

そしてもう一つ、気になるのが寅次郎の描写です。前回脱藩したくだりが完全に適当であったために、よく分からないまま処分が下ることになってしまったのですが、今回も最後の最後に黒船に乗り込んだあたりが唐突過ぎてまったくついて行けませんでした。次回はこの流れで続いていくのだと思いますが、文という人物が吉田寅次郎の影響を思いっきり受けたというのであれば、こういう寅次郎の考えること、行動、それに至る背景などをしっかりと描いて欲しいと思います。そうしないと視聴者はついて行けずに脱落してしまうのではないでしょうか。

次回は、寅次郎がとうとう捉えられヤバイ状況になります。この出来事に文がどのように影響を受けていくのか見届けたいと思います。

◆花燃ゆ紀行◆
神奈川県横須賀市
 - ペリー公園

神奈川県三浦市
 - 海防陣屋跡(南下浦市民センター)

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