あしたまにあーな

毎日の生活に ほんのちょっとのうるおいが 届きますように



回文の魅力

2010年11月 15日 By: rainbow Category: 日記 No Comments →

たけやぶやけた(竹藪焼けた)

てつだつて(手伝って)
てつだうよ なんどもどんなようだつて(手伝うよ どんな用だって)

前から読んでも後ろから読んでも同じという文のことを回文といいます。トマトや八百屋というようにすごく短いものから始まり、長くなっていってそれがきちんとした文章になっている回文を目にすると、感動すら覚えます。

そんな回文は元々中国を起源とし、漢詩の形をした回文が日本に伝来してやがて仮名を利用した回文が日本独自のものとして作られるようになっていったといわれています。上野富美夫さんの「回文ことば遊び辞典」によると、平安時代に創られた「隅の間の御簾(すみのまのみす)」というのが、恐らく最も古いものだとしています。御簾とは部屋と部屋の間を仕切るための家具のことです。

また、回文を使った和歌もありその最古のものとして藤原清輔が1120年代に詠んだ次の和歌が「奥義抄」にのっています。

「むら草に草の名はもしそなはらば、なそしも花の咲くに咲くらむ」

それから約900年の歳月をこえ、現代に生きる自分たちもまた回文を見ると何となく心動かされるのは、日本人としての心がそうさせているからかもしれません。

そんな回文の例をいくつか紹介したいと思います。

・新幹線沿線監視(シンカンセンエンセンカンシ)
 →重要な警備でもしているのでしょうか。

・うかつにダムをひく、国費を無駄に使う(ウカツニダムヲヒクコクヒヲムダニツカウ)
 →何か今の状況を風刺しているかのような回文です。かなりタイムリーです。

・イカのダンスは済んだのかい? (イカノダンスハスンダノカイ)
 →予想するタコが有名ですが、ダンスするイカがいてもいいと思います。

・なんて躾いい子いいケツしてんな (ナンテシツケイイコイイケツシテンナ)
 →途中まではいいのですが、途中から躾がなっていないことがわかります。

・スマートなトーマス (スマートなトーマス)
 →トーマスってスマートなんですかね?確かに手のひらサイズですが。

・猪苗代湖に殺しはない (イナワシロコニコロシワナイ)
 →十津川警部が渋い顔で湖畔で言いそうです。

・冷凍トイレ (レイトウトイレ)
 →冬場は冷たくて座れないでしょうね。便座ヒーターは禁物です。

このように回文は言葉遊びにとどまらず、驚きとなんだか嬉しい気持ちを読み手に伝えることができるすばらしい表現方法のひとつだと思います。なかなか自分で作れそうで作れないのですが、3文字から5文字くらいからはじめ、その単語をつなげて物語ができたら面白そうですね。

【参考】
・exciteニュース http://www.excite.co.jp/News/bit/E1289494707359.html
・ふき出しのレトリック http://members3.jcom.home.ne.jp/balloon_rhetoric/
・回文の部屋 http://www.sutv.zaq.ne.jp/shirokuma/kaibun.html

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組合主催合コンの悲しい結末

2010年11月 10日 By: rainbow Category: 日記 No Comments →

そろそろクリスマスを控え、恋人がいない人にとってはまさに正念場といえる時期ではないでしょうか。ここから相手が見つかってラブラブなクリスマスを過ごすか、それとも「自分は無信教者だし!」と完全に割り切るかの二者択一でしょう。

自分の会社にある組合でも、毎年この時期の恒例として独身者を対象とした合コンが開かれます。組合がそんなサポートまでしてくれることに対して驚きと共に、どんなイベントなんだろうと思わず気になってしまいます。

昨年の募集要項は、独身男性でした。気になる相手は20代のナース限定というもので、会費は男性が5000円なのに対して女性は3000円。女性の方が安いのはよくある話ですが、限りなく無料に近いのかなと思っていたら、そこはしっかりと取るようです。

この合コンの結果ですが、かなりの大失敗に終わったようです。女性であるナースは、やはり交友関係が広い人が多いので、周りからちやほやされることに慣れているようなのですが、組合の独身男性は残念ながら相手の女性をちやほやして持ち上げることになれていない人ばっかり。その結果、お互いに会話が何となくかみ合わないまま終了してしまったそうです。

その不満は特に女性に強く、なぜこれに3000円払わなければならないのかといったものまで登場する始末。この様子では、次回の開催ができないのではないか、男子の選考基準が厳しくなりイケメン限定や相手をちやほやできること等ができるのではないかと様々な憶測が流れました。もしかしたら、事前に参加するための面接まであるかもしれない、そんな妄想が限りなく広がていましたが、今年もしっかりと組合合コンは実施するようです。

前回の反省をしっかりと踏まえ、今年は男性も女性も組合の中の独身を対象としています。同じ会社の中であれば前回のようなすれ違いもおこりません。会費はやはり男性が5000円なのに対して女性が4500円程度。このわずかな差が逆に、男女に条件の差はないという表れなのかもしれません。

今年の結果次第で、来年の実施内容がまた大幅に変わることは間違いないでしょう。今年がどのような結果に終わるのか、来年はどのような企画になるのか、次の組合レポートを楽しみにしたいと思います。

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手帳で自分の力を伸ばそう

2010年11月 09日 By: rainbow Category: 日記 No Comments →

新しい年が間近に迫ってくるようになると、書店には新しい手帳が並ぶようになります。スケジュールなどは携帯電話にもついているし企業によってはスケジューラー機能を提供していて電子化が進んでいますが、いつでも簡単に見ることができる手軽さは手帳にはまだまだ及ばず、これからも重宝するものとなりそうです。

これまで3年連続で自分が使っていたのは能率手帳でおなじみの日本能率協会マネジメントセンターのものでした。大きさはB5サイズでバーチカルタイプという、見開き1ページで1週間、1日は縦に長いスケジュールを書くことができるものでした。

何も考えなければ来年もこれを利用するつもりでしたが、改めて近年の自分の使い方を見てみると、一日の終わりにやったことを書き出し、後でやり忘れていることはないか、自分が半期で何をしてきたのかを振り返るためのものでした。

その他、To Doリストも書いていたことから、30分単位のスケジュール機能の他にメモ機能が同じページ内に大きな枠である手帳が必要と判断しました。ブルームコンセプトの小山龍介さんによると、手帳を有効に使うためには今やらなければならないことを考える集中した時間と状況を作ることが大切だといいます。そのための方法は以下の3つ。

1.「To Doリスト」にやることをすべて書き出す
 今やらなくてもいいものを頭の中から追い出すのに役立ちます。書き出した後は一度忘れてしまっていいのです。やることを覚えておくためという今までの考え方からみると画期的といえます。

2.自分へのアポをとる
 手帳は人との約束だけでなく、自分とのアポイントを書くものです。大きなプレゼンなどがあれば、その準備のための時間を見積もり予めスケジュールに入れてしまいます。スケジュールに入れたらその作業のことは忘れます。

3.動かせない予定の前に
 人との約束の時刻が迫ると、「締め切り効果」で集中しやすくなるので、その時間の前に大切な仕事を入れてしまいます。後に外せない予定があるので、ギリギリの集中感を持って取り組むことができるといいます。

こんなことを考えながら、自分の要望を満たすことができる手帳がないかこれまでにないほど色々と探した結果、1つの手帳を見つけました。それはラコニックのA5変型 Vertical Left型の手帳です。

これは、自分が求めていたバーチカル型と大きなメモ欄の両方を兼ね備えているだけでなく、今までB5で大きかった手帳を一回り小さいA5サイズまでにしてくれていること。自分は別に持ち歩いている無印良品のノートがA5なので、丁度いい大きさなのもポイントが大です。

今までの手帳は巻末に大量のノートがありましたが、枚数が限られているとどうしても自由に書く続けることができないので、今までは白紙のまま利用せずに、別途ノートを購入して書いていました。このラコニックの手帳は、巻末のノートがなくスリムになっています。

これまでの能率手帳が2000円だったのに対して今回は2400円程しましたが、自分としては、非常にいい買い物ができたと思っています。大切なのはこれをどのように活用するかです。来年は無理をしない程度に色々と活用してみたいと思います。