あしたまにあーな

毎日の生活に ほんのちょっとのうるおいが 届きますように



ペットボトルを使って飲み水を作る

2011年3月 21日 By: rainbow Category: 日記 No Comments →

水道が止まってしまったときに、最も困るものの1つが飲み水だと思います。今も飲み水がなくて困っている人がたくさんいます。人間が最低限必要とされる飲料水は1日当たり2リットルといわれています。家族で必要な分のペットボトルを持ち歩くのは数日分の飲料水で限界でしょう。それ以降飲み水が確保されない状況下において、飲み水の確保は切実な問題となります。そこで産経新聞に載っていたキャンプなどで利用されるペットボトルを使って池などの水をろ過して飲み水とする方法を紹介します。

◆ペットボトルを使った飲み水のつくり方

1. ペットボトルの底をはさみなどで切り取り、飲み口のキャップに小さな穴を開けて下にします。
2. キャップ側から、小石、木炭(たき火の燃え残りなども可)、砂利、バンダナや衣服の切れ端などの順番に層を作ります。
3. ここに池の水などを流し込み、キャップの穴からしたたる濾過水をコップなどでためます。
4. この作業を数回繰り返し、煮沸すれば、飲むのに適したものになります。

この他に、以下のような水分の確保方法も紹介されています。

◆早朝の散歩で水を集める
ひざに清潔で吸水力のある布などを巻きつけて草むらを歩くことによって、かなりの水分を得ることができます。

◆積雪から水を集める
まだ積雪が残っている地域なら、黒いポリ袋をかぶせた板や段ボールなどに雪をのせて屋外に放置し、太陽熱で溶かすこともできます。雪水を煮沸する場合、10分以上は沸騰させます。

また、やや業務用にはなりますが川崎市のベンチャー企業である日本ベーシックでは、トランクケース一体型の緊急災害用浄水装置「シクロクリーン ポータブル」を発売しています。キャスター付で機能性に優れ、河川や池・学校のプールから簡単に飲み水を造ることができる優れもので、各自治体に一定数確保することによって、いざというときの飲料水確保に威力を発揮してくれるでしょう。

このように、いつでも綺麗な水が手に入る状況とは限らない中で、いかに飲み水を確保し命をつないでいくか、知っていればできることがあるのです。いざというときの参考にして頂ければ幸いです。

【参考】
・産経新聞 2011/03/21
・日本ベーシック http://www.nipponbasic.ecnet.jp/index.html

それぞれができること

2011年3月 19日 By: rainbow Category: 日記 No Comments →

3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震によってお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、ご遺族の方々、被災地の皆様に心よりお見舞い申し上げます。さらに、現在安否不明の方々が早く救出され、負傷された方々が早くご回復され、一日も早く被災地が復旧することをお祈り申し上げます。

連日テレビで放送されているように、津波によって被災された方々の避難所での厳しい生活、そして支援物資が十分に行き届かない状況を見ると、募金以外に今のところ何もできない自分にもどかしさを感じます。

地震当日、自分は仕事を終えてから深夜に帰宅しようと電車に乗るも、乗れない程の状況から家まで歩くことを決意。約4時間にわたって歩くことになります。自転車である歩く人から邪魔だと言われたり、列に並んでいると年配の女性から怒鳴られたりして、周囲もパニック状態にある中ひたすら歩きます。

足が痛くなっても休んでいる訳にはいかず、バスに乗ろうとしても車が動かないほどの大渋滞。トイレに行きたくならないように水分は極力控え、何とか家に到着した頃にはうっすら空も明るくなっていました。途中のお店の店先で「小田急線、運転再開しています」とご親切にも教えてくれたりしている人もいて、こういう小さな心遣いがものすごく嬉しくなります。

今、計画停電や物不足だったりしますが、被災地ことを考えるとほんの些細なことのように感じます。電力を惨事のために捧げる「ヤシマ作戦」や譲り合いの気持ちを込めて作られた造語である「ウエシマ作戦」など何とか暗くならないように世の中はもり立てようとしています。その他、自粛すべきという意見と、元気づけるために盛り上げていこうという意見が入り乱れていますが、自分はあえて後者の道を進みたいと思います。

自分たちができる限りのことを、迷惑を掛けないように今は精一杯やることが一番なのではないかと思います。復旧に向けて、原発の問題も含めてまだまだ厳しい状況は続きますが、いつかみんなに笑いが戻るように個人レベルでできることを模索していくときではないでしょうか。

ニュースウォッチ9の大越健介さんが面白い

2011年3月 10日 By: rainbow Category: 日記 No Comments →

昔から夜のニュース番組といえば、一人の圧倒的な存在感をもつニュースキャスターがグイグイと番組を引っ張り、持論を展開するパターンが有名です。その内容は疲れた1日のなかでぼんやりと眺めながらまるでドラマを見ているかのような心地よささえあるほどで、それ故多くのテレビ局では同じ時間帯に同じようなニュース番組を並べ、存在感のあるキャスター同士がしのぎを削っています。

しかし、最近では次第に展開する持論には、心から頷けなくなったということはないでしょうか。キャスターはものすごい勢いで何かを批判したり提言をするのですが、どこか的外れで賛成できないことが多くなったような気がします。メディアが完全に世論を作りだしていてそこに誘導しているのではないかと思えるほど強引と感じるものもあり、自分ならどう思うかを考えるようにしています。

ニュース番組とは、まずは事実を曲げることなく伝えることが最も重要であり、それに対するキャスターの考えは、あくまで視聴者の思考の手助け程度に抑えるのがいいニュース番組なのではないでしょうか。その上で、ほんの少しの楽しみを見つけることができたら、その番組は素敵な輝きを放つのだと思います。

そう感じることができるニュース番組を発見しました。それがNHKで夜9時から放送している「ニュースウォッチ9」という番組で、青山祐子アナウンサーと政治部記者の大越健介さんが伝えています。この番組は、ニュースそのものを青山キャスターが簡潔に伝え、それを大越健介さんがわかりやすく解説するとともに、控えめな解説と提言をしてくれます。その提言は他の番組で一方的に悪者扱いされている者を逆の立場から考えてみたり、新しい視点を与えてくれるので視聴者は考えさせられるいい機会を得ることができるのです。

そんな大越健介さんの素晴らしい点はそういった解説だけではありません。NHKらしからぬ言動を密かに埋め込み青山アナを楽しく追い詰めるときがあり、視聴者の楽しみの1つとなっています。先日は、婚活のニュースをきっかけに結婚発表を行なった青山アナに無茶ぶりをして青山アナを慌てさせたり、華麗な質問を繰り広げたりして、本当にNHKなのかと疑ってしまうほど。真面目な解説と外見とは裏腹の軟派な部分を見ることができたとき、ほんの少しだけ嬉しくなってしまいます。

こういった、いい意味で予想を裏切ってくれるニュース番組は、なかなかない貴重な存在といえると思います。もちろん賛否両論はありますが、キャスターが話す内容がすべてではありません。自分はどう思うのか、どうすべきなのかを、自分の意見として持っていたいと強く思います。

池上彰の学べるニュース 池上彰の学べるニュース
(2010/05/27)
池上 彰、「そうだったのか!池上彰の学べるニュース」スタッフ 他

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