真田丸 第19回「恋路」
秀吉と茶々との恋愛模様というと、数年前の江を思い出してしまいます。あの時はかなりの時間を割いて秀吉がいかに茶々のことを好きなのかをとくとくと語るわけですが、途中から完全に間延びしてしまっていて視聴者としてはつらい時間でした。
どうしてもそれと比較するのですが、小日向さんの演技がずば抜けていて物語のなかでも目立っていることもあり、全体として似通った雰囲気になってしまいます。信繁も一生懸命お仕えしているのですが、なかなか主人公にはなりきれていないような気がしてしまいます。
そのもう1人の存在感たっぷりな昌幸ですが、今回はまたもやちょい役でした。家康に平八郎の娘を真田家へ嫁がせる話にびっくりしたのもつかの間、真田家のために役に立つと思い直し信幸を説得します。さらに駿府城を攻めるにはどうしたら良いかといった戦術も相変わらず長けていて、こういった頭の体操を常にやっているからこそ、有事の際にぽっと戦術が出てくるのだと感心してしまいます。
そんな真田丸では完全に恒例となったお笑いシーンですが、今回は、姉の松が信幸を信繁と素で間違えて、信幸がへこむ場面。おそらく来週は松が両親と再会する素敵なシーンだと思いますが、その手前でしっかりと見せ場を作れたのはよかったのではないでしょうか。
次回は、引き続き秀吉の天下人としての怪しい言動が繰り広げられる模様ですが、その場面よりもむしろ昌幸や信繁達の動きに注目してみたいと思います。
◆真田丸紀行◆
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NHK大河ドラマ「真田丸」オリジナル・サウンドトラック [ 服部隆之 ]
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