赤ちゃんの睡眠のおける大切な3つのステップ
間もなく生後1ヶ月を迎える下の子供ですが、産まれて間もない子供を見ていると本当に色々なことがわかります。その一つが睡眠です。赤ちゃんはすやすや寝ているイメージがすごく強いと思いますが、当然ながら実際はなかなか寝てくれません。足をキックしながら元気に起きていたり、何かを訴えるように泣き叫んでいたりして赤ちゃんが自ら静かに寝つくことなど、理想でしかないと思えてきます。
しかし、それは決して夢の世界ではないと小児睡眠の世界的権威であるジョディ・A・ミンデル博士は解説していて、赤ちゃんの睡眠には大切な3つのステップがあるといいます。そこで今回はこの具体的な方法について見ていきたいと思います。
◆ 寝る時間を設定すること ◆
時間は21時前が目安です。なんでも、アメリカやイギリス、オーストラリアなどの国の白人のほうが、日本を含むアジア系より子どもが寝る時間が早く、一日の睡眠の合計時間も長いことが、乳幼児の睡眠アンケート調査で明らかになっているといいます。
ちなみに最も早く寝るのはニュージーランドの子どもで平均19時28分、逆に遅いのが香港で22時18分。その差は実に3時間ちかくもある。日本は21時すぎで、夜寝とお昼寝をあわせた一日の睡眠時間の合計は平均11時間37分で、調査した国のなかでもっとも短いそうです。睡眠は健康のみならず、知覚能力や雰囲気にも影響し、寝不足の赤ちゃんは肥満になりやすいというデータもあるそうなので、早めに寝て長い睡眠を確保したいものです。
我が家では、4歳になる上の子供は遅くとも20時には寝るようにさせていて、疲れていると18時頃に寝てしまうほど。乳児の間は寝る時間を固定することは難しいのですが、なるべく早く決まった時間に寝せることが大切だと思います。
◆ 一貫した入眠儀式を行うこと ◆
ミンデル博士が具体的に提案するのは、以下の3ステップ。
(1) お風呂
(2) マッサージ
(3) 静かな環境でのアクティビティ(歌をうたう、絵本を読むなど)
実際に2週間から3週間続けると、夜間の目覚めの回数やまとまった睡眠時間の延長に効果が出ることも明らかになっているといいます。ちなみに授乳は、入眠儀式ではなく食事なので上記には入りません。
◆ 赤ちゃん自ら静かに眠りにつくこと ◆
赤ちゃんは夜中に2回から6回は目を覚ましているそうで、そのときに自分でもう一度眠りに戻れるかが運命の分かれ道です。夜中にも授乳や抱っこなどであやされることに赤ちゃんが慣れてしまうと、それがないと寝付けなくなってしまうため、最初は近くでトントン背中をたたいたりしながら、最終的には子どもが1人で寝付くようにするといいでしょう。
実際に赤ちゃんを見てみると、ちょっとしたことで目を覚ましてしまい、寝るときは目をつぶっていても常に眼球が動いていることから、熟睡状態になかなか入っていないことがわかります。背中にスイッチがあるのかと思うくらい、だっこしながらすやすや寝てくれた子供をベッドに寝かした途端に泣きじゃくることも珍しくありません。
この中で一つでも使えるものがあれば、是非実践してみるといいと思います。一番大切なのは赤ちゃんと接する時間以外のことをできる限り作って、気分転換をすること。ストレスをため込まないように、協力しながら接することができれば、気持ちにも余裕ができ、赤ちゃんもかわいいと思えるのではないでしょうか。
【参考】Exciteニュース http://www.excite.co.jp/News/bit/E1319518823512.html
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